83 きららファンタジア初期参加勢の謎~モブの勢い「まちカドまぞく」~
今とにかく悩んでいるのははりかも先生の画集「はりかも画集 girls on the tree」を買うかどうか。
普段なら迷わず買いなんですけど、きらら展の開催を考えるとなるべく出費は抑えておきたいところ。
きららファンタジア
今回は前々から個人的に関心があった話題。
2017年12月11日にリリースされたきららファンタジア。
初期から参加している作品は次の8作品。
どうしてこの8作品が選ばれたのかというのが気になっていました。
今回はその話。
2017年6月当時の作品群
まず前提条件として私はゲームを作ったことがありません。
なので制作にどれだけの時間がかかるのかがまったくの未知数なのです。
調べたところ、スマホアプリを主に開発しているコロプラは半年から1年くらいかけて作るらしい。
ガンホー森下氏とコロプラ柳澤氏が語る「スマホゲームの作り方」と「求める人材」 - ITmedia Mobilewww.google.co.jp
参考記事
きららファンタジアが2017年にリリースされることが広報されたのが2017年6月25日に行われた「まんがタイムきららフェスタ」。
それからリリースされたのが大体半年後の12月11日ということで、じゃあアバウトに開発には半年かかったとし、2017年6月までに放送された作品をリストアップします。
頭の悪い仮定だね、でも仕方がない。
こんな時に役立ってくれるのがきらら展にて販売されていた図録なのです。
- ひだまりスケッチ(1~4期) 〇
- ドージンワーク
- けいおん!(1期2期、映画)
- かなめも
- GA 芸術科アートクラス
- 夢喰いメリー
- Aチャンネル 〇
- みのりすくらんぶる!
- キルミーベイベー
- あっちこっち
- ゆゆ式 〇
- きんいろモザイク(1期2期、映画) 〇
- 桜Trick
- ご注文はうさぎですか?(1期2期)
- ハナヤマタ
- 幸腹グラフティ
- がっこうぐらし! 〇
- 城下町のダンデライオン
- わかば*ガール
- あんハピ♪
- 三者三葉
- NEW GAME! 〇
- ステラのまほう 〇
- うらら迷路帖 〇
初期参加作品には〇印をつけました。
「うらら迷路帖」の放送期間が2017年1月から3月まで。
次の作品「NEW GAME!」の放送が2017年7月とちょうど1クール空いているのでこの間に開発が進みだしたと考えるのが自然でしょうか。
リストを少し添削してみる
次に上のリストから初期作品として選ばれそうにない作品を除外していきます。
まず「みのりスクランブル!」
そもそもアニメ化された背景が他の作品と全然違うので除外。
次にきらら作品と言っていいのかいまいち微妙な「わかば*ガール」。
更におそらくきらら作品と言えば女の子の日常を描いた作品が多いというイメージが多いであろうことからメインキャラクターに男が入り込んでいる作品、「ドージンワーク」「あっちこっち」「城下町のダンデライオン」も除外。
するとリストは次の通り。
- ひだまりスケッチ(1~4期) 〇
- けいおん!(1期2期、映画)
- かなめも
- GA 芸術科アートクラス
- 夢喰いメリー
- Aチャンネル 〇
- キルミーベイベー
- ゆゆ式 〇
- きんいろモザイク(1期2期、映画) 〇
- 桜Trick
- ご注文はうさぎですか?(1期2期)
- ハナヤマタ
- 幸腹グラフティ
- がっこうぐらし! 〇
- あんハピ♪
- 三者三葉
- NEW GAME! 〇
- ステラのまほう 〇
- うらら迷路帖 〇
この中から8作品選ぶわけです。
ちなみに削除した作品たちはいまだにきららファンタジアに参戦していません。
初期作品を1つずつ見ていく
ここまでやっていよいよ本題。
初期参加作品8作品がどうして選ばれたのかを考察してみます。
1 ひだまりスケッチ
これに関してはおそらく異論はないのでは?
きららの代表的な作品だろうし、きらら展のメインビジュアルでも堂々センターにいるし。
2 3 4 NEW GAME!、ステラのまほう、うらら迷路帖
1つずつとか言いながらまとめました。
この3作品も分かりやすいですよね。
直近に放送された作品です。
直近と言うのも変な言い回しのような気がしますけど。
話題性を重視して放送後、間のない作品を選んだのでしょう。
5 きんいろモザイク
となると自然と「きんいろモザイク」も入ってくることでしょう。
何せ「ステラのまほう」と「うらら迷路帖」の間に映画「きんいろモザイク Pretty Days」を公開しています。
6 がっこうぐらし!
また、話題性に特化した作品という事で「がっこうぐらし!」が選ばれたのかも。
早々1話から色々言われていましたからね、良い意味で。
と、以上6作品は何となく分かるんですけど「ゆゆ式」と「Aチャンネル」がいまいちピンと来ない。
ただ先に上げたきらら作品のイメージを踏襲して考えるに「夢喰いメリー」や「あんハピ♪」のように登場する人物に特別なステータスがあるわけでもなく、「桜Trick」や「キルミーベイベー」のように作品自体が異質でもなく、「ハナヤマタ」のように特別変わったことをするでもない、女の子の日常に特化した作品という事で選ばれた感はあるような気がする。
逆に選ばれなかった作品
先程話題性で選ばれた作品もある、と書きましたが、それならなぜに社会現象を巻き起こした「けいおん!」や、作中のワードが流行語大賞にノミネートされた「ご注文はうさぎですか?」が選ばれなかったのかが気になるところ。
でも正直「けいおん!」は納得できています。
というのも以前記事に書いたようにこの作品はアニメと漫画とで評価が二分しているからです。
きららファンタジアは一部のキャラを除き、基本アニメ化された作品から参戦しています。
キャラクターにボイスが付くから当然と言えば当然。
しかしキャラクターのデザインはその作品の作者が務めるのです。
これも当然のこと。
でも「けいおん!」の場合、アニメから入った人は原作の絵に抵抗を覚えることがあるらしく、その点を考慮して初期作品から外したのかな、と。
で、「ご注文はうさぎですか?」ですが、これは単純に、そもそもきららファンタジアがスマホのアプリゲームとして無事に軌道に乗るかが分からないのに、そんな作品に出すにはあまりにもビックタイトルすぎたってところですかね。
もしそうだとすると初期参加作品に対し失礼極まりないんですけど。
でもそれ以外のもっともらしい理由が見つからないっていう。
もしくは原作のkoi先生が否定的だったのかも。
それの方が可能性は高そう。
もしくは「けいおん!」にしろ「ご注文はうさぎですか?」にしろ、ビックタイトルだからこそ万全を期して実装したかった、とか?
だとしたらやっぱり初期作品に対して失礼千万でしょう。
ま、ここまで書いといてなんですけど、当事者以外は知りえないってのが唯一かつ絶対の正解なんですけどねぇ。
オチの付け方がマジで分からなかった…。
20年7月号『まんがタイムきららキャラット』
今月号の一言は「レインコートって洗濯していいのかな」
知らね。
そもそも洗濯しようと思ったことすらないや。
てかまずレインコート持ってないや。
モブの勢い「まちかどまぞく」
と、言われても見れる人なんてそういないでしょ。
私は見れまーす。
やっぱりアナログか?
ちなみに単行本だとおそらく6巻の頭にくるであろうお話。
最新話で新たに出てきた小倉情報として、かなり意味のとらえにくいものが出てきました。
千代田桜「グッシーたちはデータ生命系のまぞくだから しおんちゃんに上書きでアップデートしてね
そしたらしおんちゃんがバージョンアップします!」
データ生命系のまぞくってところで少し躓く。
まあ、要は小倉しおんのOSをアップデートしろってことでしょう。
グッシーたちって表記の方が気になります。
つまりグッシー(=グシオン)は固有名詞ではなく普通名詞、つまり群体であるということでしょうか。
同時に千代田桜から暗黒役所の説明も入りました。
彼女曰く「光闇系の人のご町内セーフティーネットワークです!!」とのこと。
セーフティーネットとは生じえる最悪の事態から個人や企業を保護することを目的とする仕組みを言います。
暗黒役所の場合、まぞくを魔法少女から保護する結界の更新システムなんかも組み込まれていたみたい。
この事から暗黒役所のセーフティーネットとしての機能には町内にいるまぞくの保護もあることが分かります。
桜はそんな暗黒役所をシャミ子に復活させて欲しいらしい。
以前、私は暗黒役所の中にはせいいき桜ケ丘に住むまぞくの居所が記されているのでは、とか書きましたけど、上にある説明ならまだ外れていると言い切れないかな。
まあそれはともかく今回で以前に体育祭の準備中、みかんの呪いの被害を受けかけたモブ子ちゃんたちの名前が出てきました。
名前が出たということは今後もこの3人たちはちょこちょこ出てくるということでしょうか。
また、多魔市に桃推しの住人が増えてきている様子。
町のトップを務めるのはシャミ子より桃の方がふさわしい疑惑?
今更だけどかつて世界を救った魔法少女が住んでいる町にいる、通っている高校にいるということが普通なことのように思っている多魔市民の感性はやっぱりおかしいって。
考察予告
「まちカドまぞく」の考察について、前回の内容を改めて自分の中で整理した結果、書いた当時にまとまらなかったことが少しずつまとまって来たので近いうちに形にまとめておきたいと思います。