88 ふかぼりまぞく「せいいき桜ケ丘とまぞくの魔力」~同人誌っぽい200号記念小冊子~
最近流行りのキャッシュレスの波に乗りたいナナシです。
初めてマネークリップ買っちゃいました。
ふかぼりまぞく
これまで何本かの考察記事を書いてきましたが、今回の考察はタイプ的には「がっこうぐらし!」と同じヤツ。
ストーリーの本筋からは離れているであろう、細かい所で気になったとことを細かく見ていきたいと思います。
まぞくを深堀する所存でございます。
せいいき桜ケ丘
今作の主な舞台となるのが「せいいき桜ケ丘」
多魔市にあることで、おそらくせいいき桜ケ丘からは新宿的な場所へ電車一本で行けるかと思われます。
そんなせいいき桜ケ丘ですが、作中ではこのように紹介されています。
最強の魔法少女の傘の下、色々なしがらみから離れ光の一族と闇の一族がゆるく共存する特別な町が極東のどこかにあるらしい。
住民はいろんなことに慣れきっていて、総じてスルー力が半端ない。
──せいいき桜ケ丘は、傍から見るとかなり変な町である!!
本来なら闇の一族は光の一族に追われる定めにあるようですが、ここせいいき桜ケ丘ではそんなしがらみから解放され、ゆるく生きていけるらしい。
不思議なのはこの共存状態で、文面をそのまま受け取れば千代田桜がいるからせいいき桜ケ丘内の調律は取れているという風に受け取れます。
それなら桜がせいいき桜ケ丘の来る前はどうだったのでしょうか?
桜が来た直後とかは?
確かに最強の魔法少女というある種抑止力がせいいき桜ケ丘内の平穏を保っているのは確かだったのでしょう。
でも桜がせいいき桜ケ丘にやってきてすぐにこの平穏が訪れたとは考えにくいところではあります。
つまり桜がやってくる前からせいいき桜ケ丘はある程度は光と闇の一族の間の喧騒は落ち着いていた可能性があります。
魔法少女に過激派がいて、シャミ子のように穏健なまぞくもいるのなら当然過激派まぞくだっていたはずです。
魔法少女を襲うまぞくがいたっておかしくはないということです。
過激派から襲われることを防ぐために穏健派の魔法少女やまぞくが結託して、彼らが安心して暮らせる場所を作ろうという話があったのかも。
それがせいいき桜ケ丘の骨組みになったと考えられます。
それと桜とヨシュアが協力してせいいき桜ケ丘を護っていた、という事についても。
桜&ヨシュア vs 謎色魔法少女の戦いは天災レベルの大きな戦いだったという事が伺えます。
でもそんな大きな災害があったような様子はまったくありません。
当事者に近い立場にあるはずの清子にだってそんな様子はありません。
せいいき桜ケ丘の住人は総じてスルースキルが半端ないらしいですが、ここまで来るとスルースキルが高いというより周りに関心がないと言った方が正しい気がします。
でも、もし本当に住人がこの事を知らないのだとしたら?
そんな事が出来るのがヨシュアです。
だって夢魔だもの。
チャンネルが合えばだれの夢の中でも潜れるようですし、潜ってしまえばいくらでも暗示はかけられます。
ヨシュアは桜と一緒に町の安全を護っていたようですが、具体的にはこうやって護っていたのかもしれません。
物質的には桜が。
精神的にはヨシュアが。
まぞくの魔力
ある日、優子は角と尻尾が生え揃えました。
しかも尻尾は神経痛になる事もあり、角は本人が言うには頭蓋骨から生えているようです。
この角や尻尾も魔力的な何かが生やしたという事は分かりますが、だとすると優子はシャミ子になる前から魔力が使えたという事になります。
これはつまり良子も魔力が使えるということにもなりますが、実際使えるのでしょう。
清子曰く、「優子は強めにまぞくの血を受け継いで、その分呪いが強く出てしまった」らしいです。
良子もまぞくの血を継いでいるのだから呪いは微弱でも出ているはずで、と言うかまぞくの血を継いでいるからこそ魔力も宿していると考えた方が自然です。
つまりまぞくの魔力は生まれつきで、魔法少女の魔力は後付けということです。
ここで前回の考察の補足となりますが、
ここでまぞくの魔力と魔法少女の魔力は1滴の血に宿る魔力の密度に大きな差があると書いています。
生まれた時から持っているのに使う必要のないまぞくの魔力と、後から付け加えられたくせして生きるために必要不可欠な魔法少女の魔力。
どっちの魔力が重要なものかは一目瞭然でしょう。
同人誌っぽい200号記念小冊子
私は20年7月号『まんがタイムきらら』をGEOで買いました。
でもGEOでの梱包はまったくセンスのない梱包でした。
きららの雑誌はどれもバーコードは背表紙にあるのですが、GEOではその背表紙に小冊子が当てられており、その上からビニルで梱包していました。
小冊子にはバーコードは付いていません。
となると『まんがタイムきらら』のバーコードを機械に読ませるためには小冊子を取り除く必要があり、そのためには梱包のビニルを剥ぐ必要があります。
だったらね、表紙の部分に小冊子を当てればいいじゃない。
少なくともとらのあなではそうしていました。
とらのあなではそうしていたことを後から知ってしまったから今軽く憤っています。
それはそれとして肝心の小冊子の方ですが、何か同人誌っぽい感じがあります。
手触り的に。
あと作家さんの作画の癖って強いんだなぁとも思いました。
パッと見マジで誰が誰だか分かりませんでした。
来年には『まんがタイムきららMAX』も『まんがタイムきららキャラット』も創刊200号を迎えることでしょうし、その時も同じような小冊子が付いてくるのでしょうか。
だとしたら断言できることが1つあります。
絶対にGEOでは買わない。