ちょっと真面目にレビューしてみた「きゃんでぃ!」~漫画が”読むもの”から”買うもの”になっていた~
キングダムハーツモデルのair pods proケース買いそびれた・・・。
前口上
前回のこの記事、書いたその日の夜に作者のモトカズ先生がご覧くださりまして。
こういうことはこれまでの多々あったのですが、今回はちょっとこれまでとは毛色が違うんですよ。
だってこの記事結構辛辣な感想を書いていますから。
モトカズ先生からは悪い印象を受けないリプライを頂いたのですが、
もしかしてモトカズ先生の機嫌を損なわせてしまったのではないか・・・?
と、気が気でなくなり、その日のよりはなかなか眠りに付けませんでした。
私は批評家にはなれないなぁと実感した夜でした。
なので今回はとある作品をガッツリ批評したいと思います。
ハッキリ言っておきますけどこの記事は私の思った事を素直に書いていますし、2度3度読み直し、納得した上で公開しました。
なので記事の中に嘘・偽り・誰かを貶めるような意図は一切ないことをここに記しておき、こういう変わった人が日本で生きているんだなぁぐらいの認識をして頂ければ幸い。
20年12月号『まんがタイムきららキャラット』
私の勝手なイメージですが、きららの中でキャラットが一番ハイカラなイメージがあります。
でも今回の件で少しその印象も変わったかも・・・。
ちょっと真面目にレビューしてみた「きゃんでぃ!」
最初に言っておきます。
かーなーり、ボロクソ言うから。
ネットが普及して絵師や漫画家が気楽に世間に作品を公表できるようになった現在。
出版社にとって漫画家とは”育てるもの”から”発掘するもの”にシフトしていくのは当然の流れのように感じます。
それを踏まえてこの漫画について一言感想を言うとするのなら、
きらら、どんだけ人材足りてないの?
PJKならぬSJK”丸井 めら”が主人公のこの漫画。
ストーリーを箇条書きでまとめると、
- 日傘(ではない)をさしながら登校中のめら
- その途中で日差しに溶けかけている少女”きゃんでぃ”を発見
- 日傘(ではない)を貸し与え、その例に半壊したキャンディを貰う
- 直後、熱中症でダウン
- ”まいほーむ”で療養後、姉と近所にできたあめ屋”きゃんでぃしょっぷ!”を来訪
- そこできゃんでぃと再会
以上。
マジで言ってるの?
話が全然展開していないじゃない。
SJKについての説明も一切ないし(多分Smart JK)。
”華兎 星”先生はきゃんでぃと日傘の件が描きたかっただけなんじゃないかって気がする。
あそこがこの漫画の唯一の山場ですから。
高尾山レベルの。
これにOKを出した編集の感覚を知りたい。
神経引っこ抜いてやりたい。
キャラ絵といい、話の進め方といい、適当な背景といい。
すっごく古臭い。
すっごく少女漫画。
私は平成生まれなので実態は知りませんが、昭和時代の面白くない少女漫画って感じがします。
これを面白いと本気で思っているのなら逆にすごいと思う。
これこそマジで掲載誌を間違えているんじゃないかって感が凄まじい。
頭から終わりまで作品の体をまともに成していないので褒めどころがないのですが、強いてどこか良いところを挙げるとするのなら・・・。
読後の虚無感・・・?
もともと掲載する予定だった原稿が期日までに上がらなかった場合、別の漫画を差し替えて掲載するということがあるらしいですが、これがそうでないのならキャラット、人材不足が過ぎるんじゃないか?
これをきららに掲載する意味。
他にない、この漫画だけの強みがまるで分からない。
私の読解力不足か、いやそうじゃないよね、絶対に。
キャラットが独立創刊してから17年。
最初からキャラットを追っていたわけではないのでこういう事を言うのはおこがましいかもしれませんが、絶対この漫画はキャラットの特色に合ってない。
「めことちよ」とおんなじ。
華兎 星先生、今回が初めてのきらら掲載ということなんですけども、出来ることならハレー彗星のごとくそのまま宇宙の彼方まで去って欲しいところですね。
『りぼん』とかの方が上手くやっていけると思うんだけどなぁ。
いやマジで。
漫画が”読むもの”から”買うもの”になっていた
店舗ごとに違う特典が付いた漫画を数冊買っていると、自然とビニルを剥かない本も出てきまして。
複数冊買っているのならまだしも1篤しか買っていない漫画すらビニルを剥かずに放置している現状です。
月刊誌もcomic fuzで購読しているので本を買ってはいてもビニルは剥がさずにとっています。
もう買った時点で満足できる体になってしまったんですね。
前までは買ってすぐ、ビニルを剥いで電車の中で立ち読みしていたんですけどね。
単行本まで電子版を買い始めたらいよいよビニルを剥かない単行本が量産されそう。
電子版を買い始めても紙の本は買い続ける前提。