「巴マミの平凡な日常」に見る二次創作の難しさ~紆余曲折を経てようやく届いたきらら酒~
キングダムハーツはいいぞぉ。
20年12月号『まんがタイムきららフォワード』
どうして近所の本屋にはフォワード”だけ”売っていないのか。
「巴マミの平凡な日常」に見る二次創作の難しさ
一躍有名になった作品というのはその後、二次創作物が多く出回るものです。
しかし、その二次創作物の人気は元ネタありきの人気であることの方が多く、元ネタの人気が衰えてくれば自然と世に出回る二次創作物の総数も減ってくるもんです。
そんな中で未だに人気を博し続けているのが「巴マミの平凡な日常」
なんだかんだ年月を経て31歳になった巴マミが、魔法少女らしさを欠落させながら関東某所で派遣社員として働く様を描き続けるこの漫画。
「魔法少女まどか☆マギカ」本編を見る限り、女子中学生とは思えないほど肉体的に精神的に達観しているような雰囲気を醸し出しながら、”みんな死ぬしかないじゃない!”というセリフからも分かる通り、メンタル面の打たれ弱さは年相応と言った感じの、裏・表のハッキリした、作中でもっとも人間臭い魔法少女というイメージが私の中にはあります。
もっとも人間臭いからこそ、この漫画での巴マミの本編とは乖離した常人っぽさがビックリするほどフィットするんだと思います。
生活力があるんだかないんだか。
ただこういう二次創作物を読んでいて、ふと思うことは、はたしてこの漫画は”巴マミ”じゃなくちゃ成立しない漫画なのかということです。
この点でガンガン叩かれている(個人的解釈)漫画が「野原ひろし 昼メシの流儀」
この漫画、普通に読む分には面白い(と私は思う)のですが、果たしてこれが”野原 ひろし”じゃなくちゃ成り立たないのか、と言えばそんなことは絶対にないと思います。
そしてそう考えている人は決して少なくないはず。
こんなコラ画像が出回るくらいですから。
「巴マミの平凡な日常」ではどうか、と考えると、確かに巴マミ、というかまどマギの魔法少女でなくては成立しない話や会話もあるでしょう。
例えばキュゥべえ。
このシーンなんて傍から見たらマジで孤独に気を狂わせたアラサーOLだし。
ただ巴マミはじめ、他の魔法少女も登場する際は主婦としての色合いが濃いです。
二次創作物は完全オリジナルの作品とは異なり、作者の力量に関係なくほとんど売れます。
というか、売れないならそもそも二次創作物に存在意義なんてありませんし。
元ネタの人気ありきの二次創作物は、売る側からすればビッグビジネスに容易になりえるのです。
オリジナル作品のように売れるか・売れないかの博打要素はほとんどありませんし、元ネタの人気があり続ける限り、その作品の二次創作物も売れます。
仮に元ネタの方が衰退したとしても、元ネタにないアプローチから切り込む二次創作物なら、そちら方向で独自に人気を博し、地盤を固めることも出来ます。
「巴マミの平凡な日常」や「野原ひろし 昼メシの流儀」はこの類の作品だと思います(まどマギもクレヨンしんちゃんも人気が”衰えた”とは言い難いですが)。
中には”原作レイプ”と呼ばれるような、元ネタの雰囲気をぶち壊すような二次創作物もあり、散々叩かれることもあるでしょう。
しかし叩かれるということは注目を集め、話題性を孕んでいる証拠。
どれだけクレームが来たところで表面上で軽くいなして、構わず続けることでしょう。
”カネの成る木は生やしておけ”ってことです。
キュゥべえはこういう人間の貪欲さをエネルギーに変換する術を見出した方が絶対に良かった。
紆余曲折を経てようやく届いた”きらら酒”
11月4日に代金引換にて発送されました「まんがタイムきらら展 in 新潟 ひふみイラストラベル付き日本酒」につきまして、製造・発送を行う酒造会社の手違いが原因で、代引手数料を二重に計上・ご請求している事案が発生していることが判明いたしました。深くお詫び申し上げます。【続きます】 #きらら展
— まんがタイムきらら展 (@kiraraten_jp) November 5, 2020
忘れもしない9月4日。
新潟で開催された3度目のきらら展”まんがタイムきらら展in新潟”での限定受注生産商品である”ひふみラベルの日本酒”がようやっと届きました。
発送業者が2重で代引き手数料を請求していたようで、確かにこれはお金の動く商売なんだから1円単位で細かいところは突き詰めるべきだと思うし、今回の酒造会社のとった手段は間違いではないと思う。
それでもなんかめんどくせぇなぁと思ってしまいました。
というのも、私の住まいにきらら酒が届いた時、不在だったため、配送員は不在票だけ残していきました。
なので不在票に従いネット上で配送日と日時を指定し、きらら酒がやってくる時を心待ちにしていたのです。
が、配送日になって郵便局から電話が。
その人曰く
代引き手数料が2重に請求されていたため、一度商品を酒造会社に送り返し、正しく事務処理を終えた後にもう一度配送する
とのこと。
いやいやいやいや。
代引き料金の不手際は現場で処理できないモノなんですね。
なんとか上手いこと出来そうな気がするんだけどなぁ・・・(素人目線)。
確かに不在票に書いていた価格ときらら展で注文した時に貰った控えに記載されている料金には差がありました。
その額396円。
もとの値がさ、ウン百円とかの396円なら確かにすごい誤差だけど、代引き手数料も併せて5000円という決して安くない日本酒って考えれば別に過払いしても良いんだけどなぁって。
いや良くはない。
業者にとっても私にとっても。
それは分かってる。
でもメンドクサイなぁって思っちゃった。
ちなみにこの日は他に前々から予約していた”KINGDOM HEARTS Melody of Memory"に"KINGDOM HEARTS Ⅲ”のサウンドトラック、
そしてiPhoneX用のスキンシールと、
これまで注文していた商品が一気に届いたので物欲が一気に満たされるちょっと良い1日でした。
そして新たな物欲が。