
そろそろiphoneも買い替えるべきか?
まちカド考察

おそらくまちカドのラスボスっぽい役になりそうな魔法少女「那由多 誰何」。
ラスボスかどうかはともかく間違いなくシャミ子たちの敵として立ちはだかることは確定的なのにまだ登場話数が少ないため、明かされていない部分が多いのも確か。
ということで数少ない誰何の登場シーンから、一体「那由多 誰何」という魔法少女はどういった魔法少女だったのかを過去の考察を交えながら、考察できる限りで考察してみようかと思います。
ちなみに3つ目が本題なのでそこまで飛ばしてもらっても構いません。
そんな時に便利な目次をここにも貼っておきます。
この回想ってどれくらい前?

まずこの回想シーンは作中でどれほど遡ったのかは回想中では明らかにされていません。
ですが過去に桃が陽夏木家の工場の様子を時系列に沿ってまとめた際に、自分が町に戻ってきたのは9年前と書いています。

つまり当時の桃は6歳。
桃が世界を救う前の話です。
そして10年間の出来事から間が1年も空いていないことになります。
私の考察では、10年間に誰何は桜と一戦交え、町を追い出される程度に疲弊しています。
それから1年経った回想シーンでも、魔族を討伐し手に入れた魔力らしきものを摂取していることから、考察通りだとすれば、この時点でまだ誰何のダメージは癒えきれていないであろうことが分かります。
誰何ってどんな人?

今更ながら誰何の容姿についても。
まず人によっては目を引くであろう耳の形。
いわゆるエルフ耳ってやつです。
こういう耳の形をしている人は、人相学に当てはめると、
才能があり頭の回転が速く、想像力や知力に長けている
のだそうです。
なのでこの耳は誰何の溢れる才能の現れなのでしょう。
ちなみに私の耳はまんまるでした。
次に服装。
漫画に出てくる人物の服装に特に意味があるとは思っていませんが、桃が誰何を怪しむ要素の中に「黒い服」とあるので、おそらく服も無下にできない要素なのでしょう。
ただこれはこれまでの考察と魔法少女の体の設定を併せて考えればおのずと答えは出てきて、まず前提としてエーテル体同士=魔法少女同士で戦った時に負った傷は治りにくいそうです。

そして考察に当てはめると、桃の回想時点で誰何は桜にボコられてから1年しか経っていません。
上に挙げた画像中の桃の傷も9年経ってなお癒えきれず残っているのなら、10年前に負ったであろう誰何の傷だって癒えきっているわけがありません。
露出度の低い服を着ているのは体中の傷を隠すためなのかもしれません。
ここからもそういう考察ができます。
「スイカ」は最古の魔法少女?

今のところメタ子の発言が誰何の正体を深く知る唯一と言って良いほどにすくない
手がかりです。
そんなメタ子さんの貴重な発言シーンより。

メタ子「那由多誰何はどこにでもいる賢く優しい子であった
まこと光の一族の愛する子らを導き助けるに相応しい巫女であった
だが…神話の時代から時はすぎ徐々に 徐々に我々とスイカの関係は歪なものになっていった」
ここで気になるのは苗字付きのフルネームだと誰何を漢字で書いているのに名前のみになるとカタカナになっている点。
単行本でこう記載されているので誤字の類ではないと思います。
書いててふと思い出したのがかつて古代の掟を定めた光の一族。

ぶっちゃけ今のところミズチさんの登場意義が分からないのですがここで繋がってくるのかも。
そう考えるといくつかしっくりくる点がいくつかあります。
例えば誰何が食べ物を食べない理由。

誰何は「かわいそう」だから固形物は口にしなくてもまぞくは食べています。
つまりヒエラルキー的にまぞくは固形物の食べ物全般よりも下に位置することになります。
彼女には「一度世界を感情のないレベルまでリセットしてすべての不幸を止める」という理想があります。
その糧とする為にまぞくを狩っているわけですが、そのまぞく=闇の一族は、かつて光の一族の定めた矩から外れた一族を指します。
つまり根本的に光と闇の一族に差はないということですね。
矩とは「決まり事」のこと。
つまり光の一族からすれば存在自体が障るモノが闇の一族ということになります。
存在そのものを快く思っていないからこそ食べ物に対して向けられる「かわいそう」という情がないのかな、と思ってみたり。
他にも名前の表記が漢字だったりカタカナだったりすること。
ナズチが言うには古代の掟を決めた光の一族はこの世界には居ないらしいです。

少し話は変わりますが「すいか」という名前にどれほど漢字を当てることができるでしょうか。
誰何、西瓜、水火、翠華、翠花、水夏、垂下、萃香、水禍、水瓜、水河、水禍、睡臥、水河、翠霞、粋歌、空花、瑞花、推果、膵下、穂花
どれも「すいか」と読める漢字です。
何を言いたいのか聡い皆様ならお分かりかと思いますが、
「那由多誰何」は固有名詞で「スイカ」はある存在の通称なんじゃないの?
って話。
そもそも1000年以上生きていると誰何は言っていますが、桃が9年前には普通に小学生っぽい見た目をしているし、これは他の魔法少女でも同じことです。
つまり体のほとんどをエーテルに置き換えられたとしても体は普通に成長するし、つまり普通に老化もするということです。
でも明らかに誰何は御年1000年オーバーのババァには見えません。
これはスイカを先代から引き継ぎ続けてそれだけの年数を生きてきたと言うことなのかもしれません。
ナズチのいうこの世界には居らぬというのは特定のスイカを指しているのでしょう。
メタ子もスイカを悪いモノのように言っているよう見えますが、誰何に対しては模範的な魔法少女だったと褒めていますし、やっぱり誰何は個々の存在でスイカはその個々の複合体みたいな感じとするのが一番腑に落ちる気がします。
もしそうだとすれば誰何はかなり大モノ魔法少女になりますが、最強のレッテルを貼られた魔法少女に神話級の得物を扱うまぞくを相手取ろうと考えればこれくらいビッグな方がしっくりきますよね。
なんというか、パワーバランス的に。
でもスイカは凄くても誰何はそうでもないってパターンあるかなぁ?
実は誤字でした、てパターンだけはやめてくれぃ。