【まちカド考察】いかにして千代田桜は「最強の魔法少女」となったのか【暗黒役所編その1】
今年のコナンは正直微妙だったかな。
21年6月号『まんがタイムきららキャラット』
お久しぶりの考察です。
ぶっちゃけ自分でもなにをどこまで書いたかほとんど記憶にありませんが、確か前回までは魔法少女のコアについて考察を展開していたように思います。
上の記事をまんま動画にもしているので気になる方はどうぞ。
ぶっちゃけ動画よりも記事の方が分かりやすいと思うのだけれども。
今月号で謎が増えた「暗黒役所」
初登場で言えば「シャミ子(シャドウミストレス優子)」よりも桃よりも良子よりも早く、いっそ語感だけで出てきたんじゃねって雰囲気すらあった暗黒役所。
しかし最近やたらと意味深ワードとして登場する機会が増えてきました。
しかも名前が出てくる時は大抵桃の回想に絡んでくるので大きな存在価値があることは間違いない暗黒役所ですが、21年6月号のまんがタイムきららキャラットにて再登場した折、個人的に疑問符がかなり増えたので今回はそもそも暗黒役所ってなんなのかということを簡単に触れながら私が感じた疑問をパーッと書いていきたいと思います。
そもそも暗黒役所って?
これは単行本3巻にて千代田桜が説明しています。
その説明をそのまま書くと、
わたしが作った光闇系の人のご町内セーフティーネットワークです!!
ここから分かることは、
- 暗黒役所は”千代田桜”が作った
- あくまでも”ネットワーク”なので暗黒役所それ自体に形はない
- 光闇系一緒くたにしていてそこに分別はない
ということ。
これまではこの表記に特に問題は無いように思えましたがここに最新号の情報が加わることでちょっと事情が変わってきてしまうのです。
ネックになるのは上の1つ。
暗黒役所は桜が作ったってそれマジ?
先に書いた通り暗黒役所を作ったのは千代田桜です。
しかし今月号に出てきた暗黒役所のバックアップ。
まさかの紙媒体でしたが背表紙に書かれた和暦を見ればそれも納得できます。
古くは昭和22年以前のものがあります。
西暦で表すと1947年以前。
そりゃ媒体も紙になるでしょう。
・・・1947年以前のバックアップ?
作中で桜の年齢は明かされていません(記憶漏れの可能性大。だとしたらスミマセン・・・)。
それでも推測はできます。
例えばこの1コマ。
桃にダメな学生の手本を示しているシーン。
このシーンで桜は制服を着ていますが、桜が着ている制服は桃たちが通っている高校、桜ケ丘高等学校の冬服かと思われます。
9年前には桜はせいいき桜ケ丘内から消えていたことは確実なのでこのシーンはそれよりもずっと前。
ざっくり10年間とするならこの時点で桜の年齢は15~18歳。
作中での正確な時間は分かりませんが、ここでの考察では常連さんの、1巻で桃がシャミ子に施したねぎとろデニッシュのパッケージから2015年とすると(ちなみにアニメだと2019=放送した年になっています)、
いまさらだけど「ねぎとろデニッシュ」ってそれ本当に食べ物?
最初の1コマの時点で2005年。
つまり桜は1987~1990年の間に生まれたことになります。
当然1947年以前に桜が存在するわけないわけで。
でも暗黒役所を桜が作ったのは間違いないはずなんですよ。
誰かがテキトーに言っているのではなく桜当人が言っているのだから間違いないはず。
だとしたらこの年代のギャップはどうして生まれているのでしょうか。
いかにして千代田桜は「最強の魔法少女」となったのか
この疑問に答えを出す前にまず考えるべきはどうして千代田桜は「最強の魔法少女」と噂されていたのかということ。
考えられる理由は3つあります。
その内おそらく間違っているであろう2つを先に挙げておきます。
1.桜に類まれなる魔法少女としての才能があった
魔法少女のシステム的に生まれながらの魔法少女が存在しないこの世界で魔法少女としての才能もクソもないような気はしますが、一応過去にそれっぽい会話が劇中でされています。
使い魔ジキエルが良子を勧誘するシーンです。
ただ正直素質というモノ自体胡散臭いというか、ジキエルが言っているから胡散臭さが増すというか。
内容が内容なだけに関西弁だと信ぴょう性が消え失せるんですわぁ。
2.千代田家が高名な光の一族
最初はこれ結構あるかなぁと思っていました。
というのもシャミ子がまぞくとして目覚めたのはシャミ子個人の話では無く先祖返りの結果です。
つまり吉田家の縦の繋がり、時間や世代の繋がりというのがシャミ子の力の背景にはあるのです。
それならそういうのが桃=千代田家にあってもおかしくないのでは? とか考えていたのですが、その千代田という姓にあまりスポットが当たらないというか、その姓に反応を示す人物が1人もいないのでこの線は無しかな、と特に明確な根拠もなく自己ボツしました。
3.実績を積み重ねた結果
まあ順当に考えればこれになるのでしょう。
ただこの店についても疑問があり、単行本5巻で出てきた3人目の魔法少女「朱紅玉」は桃のことを知っているようには見えませんでした。
過去に世界を救ったことのある桃のことをです。
普通に考えて同業者が世界を救ったのならその同業者のことを気に留めることくらいすると思うんですよ。
この事からこの世界では世界を救うなんてマジで日常茶飯事な出来事である可能性があります。
世界を救ったところでたいして知名度が上がらないのなら一体なにをすれば「最強の魔法少女」と謳われるようになるのでしょうか。
実績による評価は積み重ねが基本です。
一度ならず二度、三度と世界を救えばいやでも名は知れ渡るでしょう。
ただそうなると数多の実績を挙げる必要があります。
齢15~18歳の魔法少女にやってできるような事には正直思えませんが・・・。
ここで過去に書いた考察記事を1本挙げます。
この記事で書いた考察を簡単にまとめると「誰何」と「スイカ」は厳密には同一人物ではなく「スイカ」の1人が「誰何」なんじゃないか、という考察です。
この時点で聡い人なら既にお分かりの事でしょう。
ここまでの内容をまとめると、
これらを併せて考えると桜はあの見た目をしながら60年以上生きているとしか言いようがないんですよね。
魔法少女も身体的に成長するのは桃やミカンを見れば明らかですが、ある程度成長すると半ば不老不死みたいな感じになるんですかね。
というかそう考えないと暗黒役所の件を説明できませんから十中八九そうなのでしょうけど。
ただこの通りに考えると自然と不思議に思えるのが桜は高校に在籍しているという事実。
高校は最大でも3回しか留年できませんのでおそらくあの時点で60代だった桜が学校に通っているのは不自然すぎます。
この辺はまあ・・・あとで追々考えようじゃないか?
正直桜に同い年の人と同等の知能があるようには思えないんですよねぇこの置手紙とか見る限り。
身分を固めるためだけに在籍していたとか?
だとしたら課題の提出とか気にしなさそうだけど。
うーん、この考察の尻すぼみ感は正直気持ち悪いけど仕方ないか。
この後味の悪さは【暗黒役所考察その2】でリベンジさせていただきたい・・・!
⇒【暗黒役所考察その2】そもそも暗黒役所ってどんなシステム?
ぶっちゃけまだ内容全然固まってないけど。