【きらら9月号】まるで女人化した自分を見たかのような【ダブルぼっち】
21年9月号『まんがタイムきらら』
昔も感想を書きましたが改めて読み直すとコレ面白いなって漫画があったので改めて感想を書いていこうかと。
ダブルぼっち
2話連続読切ゲストの1話目です。
親が転勤族で友達ができなかった「相川こゆず」と孤独を愛する「吉田美月」のふたりぼっちが繰り広げるコメディ漫画です。
とにかく第一印象、いや読み返しての印象だから第二印象でしょうか。
思った事は、
吉田美月、私じゃん
容姿はともかく。
でも黒髪ロング好きだし(そんなことはどうでもいい)。
彼女はいわゆる「孤独の極意」を習得しているようで、それを孤独に苦しむ・恥ずかしがる相川に伝授しようとします。
言ったらなんですけれど私も修めていますからね孤独の極意。
例えば狭い部屋に自分含めて4人いて、その内の自分以外の3人が意気投合して会話が弾み、完全に私が孤立したとしても精神的にゆとりありまくりですから。
あれ、これ自慢できることじゃない?
基本的に表情に感情を出さないくせにカップ麺の残り汁に塩むすびをを入れてぐちゃぐちゃにかき混ぜている時の表情。
自分の好きな物に関しては積極的に自分を表す様が好きです。
ぼっち孤独を愛する人って自分の世界にのめり込みやすい性格をしていますからね。
ちなみにひとり神経衰弱はガチ目に神経をすり減らす一人遊びです。
経験者は語る。
散々吉田について語ってきましたが、この漫画の主人公はどう見ても孤独を恐れる相川の方なんですよ。
このかわいい子ね。
学校でぼっち孤独になりやすい人は大別すれば3種類いて、
- 孤独を愛する人
- 孤独を強いられる人
- 孤独に愛される人
に分けられます。
1つ目は吉田や私のようなタイプ。
2つ目は相川のように自身の取り巻く環境が原因で人付き合いが上手くできないタイプ。
3つ目はその人個人の性格上誰かとなれ合うことができないタイプ。
正味2つ目以外は救いようがないタイプの人種だと思うので相川にはまだ希望があるはず。
親が転勤族で友達ができにくいというのは他の漫画になりますが「スロウスタート」にも出ていますよね。
名前忘れましたが。
あの人は転校先の学校でのらりくらり距離を縮めず遠ざけず、適当な距離感を保って学校生活を送っていました。
初めてその人の世渡り術を見た時も思いましたが、この漫画で相川を見たらやっぱりなおの事あの人の地力の高さを思い知りました。
友達を作ること自体が簡単にできるからこそそういう人付き合いができるのでしょう。
間違いなく私にはできません。
だから多分吉田にもできない。
読切り2話掲載ということで、来月号に2話目が載ります。
多分最終話です。
3話目は無さそう。
この漫画を通してぼっち孤独マスターのメンタリズムを学んでほしいところですね。
とかいって来月号で吉田が脱孤独していたら笑うけど。
呪うけど。