【フォワード10月号】「魔法使いロゼの佐渡ライフ」に見る我が性癖の根源【読切・ゲスト感想】
この圧倒的更新速度。
以下が目次です。
22年10月号『まんがタイムきららフォワード』
いやぁホント、フォワードはいい漫画を揃えてきますねぇ。
MAXとは段違いじゃあないですか?
魔法使いロゼの佐渡ライフ
今月号から連載が始まった漫画でございます。
ということで良いんですよね、これ。
その辺の表記が一切なかったモンですから。
一応先月号の巻末に告知がありましたからその分無駄な表記として省いたのでしょう。
この漫画はジャンルとしては一応”異世界転生モノ”となるのでしょう。
主人公の「ロゼスタリア・エトワール」が漫画の舞台となる日本は新潟、佐渡に転生してきます。
これを転生モノと言うとしたら、転生する側が転生する前の生活の様子を描いた漫画を読むのは多分これが初めてですね。
そういう点でものすごく新鮮でした。
あとシンプルにストーリーが良い。
1話目ですから自己紹介パートですね。
ロゼスタリアはもちろん転生前にどのような経緯で異世界へ転生することになったのかが描かれていますからその辺はよく分かるのですが、そのロゼスタリアの背景に半ば重ねるようにもう1人の登場キャラ「土屋 紗菜(つちや さな)」の背景を描きつつキャラの対比をおこないながらそれをきっかけに出会って間もないロゼスタリアと土屋の親睦を深めちゃう、という。
なんと綺麗にまとめたことか。
背景とかキャラ絵も良い感じなんですね。
この漫画を描くにあたり作者のおみなえし先生は佐渡取材を重ねたそうです。
佐渡に転生してきたロゼスタリアが町を徘徊するパートで実際に町並みが描かれましたが、多分そのすべての情景は実際に佐渡にあるものなのでしょう。
私、一回も佐渡に渡ったことがないのでこの辺は分かりませんから一旦スルーさせていただき。
キャラ絵が良い。
多分土屋はいわゆる巨乳キャラかと思います。
このカットを見る限り絶対巨乳。
だとしたらこの塩梅は絶妙ですね。
あ、なんか気持ち悪いこと書いてんなコレ。
ナントカフルーツタルトなんかはもうほとんど奇乳の域に達していますから。
異世界から主人公が転生してくるというファンタジー色強めの漫画で現実路線とでも言いますか、リアリティのある描写は目を引くものがあります。
そしてこの漫画を読んで改めてハッとするものがありました。
それは以下のセリフ。
私より日本人みたいなのに・・・
お互い日本語は流暢に話せていますから言語の面でそういうことを思うとは考えにくいです。
とするとやっぱり髪の毛でしょうか。
綺麗な黒髪ストレート。
これは確かに日本人らしい髪型といえます。
と同時に思うのです。
きららじゃなかなか見れねぇ髪型だな
と。
きららの登場人物は基本的にもれなく日本人です。
の割に髪の毛はカラフル。
漫画的に、と言いますか黒髪だとカラーにしても映えませんからね。
いたしかたないのですが、それでも確かにきららじゃ珍しい日本人らしい髪だなと思いました。
私より日本人みたいとか言う土屋は日本人離れした薄茶色ですから。
というかやっぱり巨乳だなこの子。
タイトルにある「我が性癖の根源」の一文。
思ったんですけど私って黒髪ストレートが好きなんです。
じゃあなんで好きなのか、と言ったらこれまで書いてきたようにきららだと珍しい髪型というのもありますが、現実にも漫画のような綺麗な黒髪ストレートってなかなかお目にかかれないんですよね。
やっぱり髪の毛は長いほうがケアも大変なのでしょう知らんけど。
漫画のような綺麗な黒髪ストレートは稀有なのです。
となると綺麗な黒髪ストレートは、
現実的な髪型でありながらその実現現実的にそうあり得ない髪型なのでは?
と思ったのです。
実は漫画ならではの髪型が黒髪ストレートなのです。
言うなら偶像の塊みたいなものですから憧れになるのでしょう。
それこそ性癖になるくらいに。
最後にちょっとだけダメ出ししときます?
ロゼスタリアは生来黒髪だからこそ生まれ育った世界で忌み嫌われていました。
そんな事実を知り佐渡へ転生するきっかけとなった1コマがあるのですが・・・
これが綺麗な白髪。
ここは表情で分かりやすくロゼスタリアの感情を描きたかったのでしょう。
でも黒髪だからこそ嫌われているわけですからここはやっぱり白髪じゃなくて黒髪じゃないとダメなんじゃないのかなぁ? と思ってしまいました。
黒髪が映えるような描き方と言いますか。
基本的にキャラの髪の毛はベタ塗りされていません。
光が描かれています。
だからベタ塗りしただけでも結構インパクトのある絵になるような気がしますが。
案外そうでもないんですかね。
あくまでも素人の戯言ということでここは1つ。
まとめ
「先輩、ちょっといいですか?」が今月号で最終回で、次号「さよなら幽霊ちゃん」と「最果てのともだち」が最終回ということで。
特に次号終わる2作はほぼ同時期に始まった漫画ですから同時に、それも早々に終わったのはある意味すごいと言いますか。
「さよなら幽霊ちゃん」に関しては早々に話を〆にかかっているような気配がありましたし、それはきっと「最果てのともだち」についても同じでしょう。
だとしたらスゲェよな「さよなら幽霊ちゃん」。
そういやきらら陣営からノミネートされた作品、1つも入賞しませんでしたね。
お疲れ様でした。
個人的には今年もギリギリで入賞した「ふたりエスケープ」がスゲェって思いました。
随分強い固定のファンがついているんですかね。
だって次にくるマンガ大賞にノミネートされたんだぜ?
そういえばきらら陣営からは誰も入賞しませんでしたね。
お疲れ様でした。
個人的には今年もギリギリで入賞した「ふたりエスケープ」がスゲェって思いました。
少数の根強いファンが付いているんですかね。
百合姫ってその辺強いんですね。