【MAX11月号】”まちカドまぞく”のモブ視点漫画「何の因果か主人公が多すぎる!」【読切・ゲスト感想】
やっぱり「Marvel's SPIDER-MAN」は面白い。
以下が目次です。
22年11月号『まんがタイムきららMAX』
そういやまだ今月号のきららどれもまだ買ってねぇ、とか思いながら書きます。
何の因果か主人公が多すぎる!
なかなかインパクトの強い作品が登場しました。
魔法少女だとかアンドロイドだとか吸血鬼だとか、明らかに現実離れした存在が多数存在する割に漫画の傾向としては「ゆゆ式」みたいな会話劇が主体の漫画。
最初の3ページくらいまで読んで「さてはコレ『ゆゆ式』みたいな漫画だな?」と思って以降、なにか強烈な展開が繰り広げられるのかと興奮していましたがそのような展開は無く、結果一層興奮しました。
変態かな?
読み終わった感想としては、
- これは連載化したら長寿な漫画になりそうだな
というのと、
- モブ視点の「まちカドまぞく」みたいな漫画だな
という2つ。
特に後者の方が納得しやすいのかな、と思います。
「まちカドまぞく」の舞台であるせいいき桜ケ丘は闇と光の勢力が共存する町であり、今や魔法少女もまぞくも自分の素性を隠すようなことはせずに普通に生活しています。
角や尻尾が生えた女子高生や二足歩行のバクだとか明らかに不自然な大破の仕方をした工場だとかを総じてスルー。
更に回想シーンまで加えれば常軌を逸した生物までいたようですし。
町人の馴染み方も十分常軌を逸しています。
異常なものに対して異常に接しず極々自然に接ずるのは傍から見ていて飽きが来ないモンです。
つまり「まちカドまぞく」世界のモブの対応力は異常に高いわけで、それと匹敵、否それ以上に適応力の高い住人が揃っているのが「何の因果か主人公が多すぎる!」という漫画でしょう。
あと個人的にかなりポイントの高い要素が見出しの最初の1コマ。
ど真ん中に堂々と登場している魔法少女が主人公で周りの3人がサブキャラかと思いきやその実は逆。
魔法少女「神宮寺」のセリフはほとんどなく、周りの3人「ひなた」「ちーちゃん」「せな」の3人が神宮寺の行動を傍から見て実況的ななにかをするだけ。
初っ端主人公的な振舞いをする3人がコマの端にいて、逆にモブのような振る舞いをする魔法少女がコマの中央に位置しているのが、この漫画の趣旨を丁寧に表していて、読み終わった後に再び見るとこれは良いコマだなぁと思いました。
まとめ
「ななどなどなど」がアニメ化せずに終了する未来が見えないよな見えるような。
「妖こそ怪異戸籍課へ」が最終回なようなどそうでないような。
あと来月号の休載数が多いようなそうでもないような。
多分「ななどなどなど」はアニメ化しないし「妖こそ怪異戸籍課へ」は最終回だし来月号の休載数は多いのですが。
「社畜さんと家出少女」も最終回で展開的には打ち切り漫画のそれだったのですが、やっぱり時間飛ばしはこれまでの展開を全部ぶっ飛ばす便利な展開なのでしょうか。