【MAX12月号】良い意味でゲスト作の印象が変わった「ばーがー・ふぉー・ゆー!」【読切・ゲスト感想】
最近になって「トリコ」を読み始めました。
以下が目次です。
22年12月号『まんがタイムきららMAX』
本当は昨日書きたかったんですけどね。
眠気には勝てないです。
というか思うに人間ってやっぱり非生産的な事をしている時間が一番多幸感が溢れるのでは? と思うのです。
となると私にとってこのブログは生産性のあるモノということか。
ばーがー・ふぉー・ゆー!
漫画「トリコ」と言えばアニメ化・映画化もして、後半は相当駆け足で話は進むようですけどそれでもおそらく作者の描きたい漫画をしっかり最後まで描いた漫画かと思います。
つまり打ち切られなかった漫画、面白かった漫画ということでしょう。
そんな漫画の1話目を読むとよくわかりますがやはりどんな漫画にも頭に必要なのはスピード感なのです。
設定説明などは極力最小限に抑えて怒涛の魅せる展開が必要なのです。
これは少年漫画ならではかと言えばそうでもなく、畑の違うそれこそきらら漫画にだって言える事です。
そういう意味で私は読切・ゲスト作、特に3話掲載のゲスト作に関してはいかに最初の4コマで作品の魅力をバッと魅せつけるかに重点をおいて読んできたのですが。
そういう速度感を重視した読み方だと正直この漫画はあまり良い展開ではなかったかと思います。
でも思うにこの展開の場合むしろこれくらいスローペースな方が都合がいいのかとも思いました。
という訳であらすじの方を。
ニッチなゲームのヘビーユーザーでぼっちの「春原 こむぎ(すのはら こむぎ)」が自分の推しキャラに似た声に引かれてハンバーガー屋に突撃する漫画。
というのが1話目のあらすじです。
おそらくこの後紆余曲折を経て結局この突撃したハンバーガー屋でバイトするんでしょうけども。
とりあえずその辺の進展はありませんでした。
高校生がアルバイトをする漫画、というのはまったく新鮮味のある漫画ではありません。
そういう漫画だとしたら1話目時点で既に働き始めて癖の強い同僚なり先輩なりが登場するスピード感が求められるのですが、そういう展開は一切なし。
でもそれがこの漫画の場合、特に2話目以降の展開をスムーズに進めるために必要だったのでは?
と、読み終わって自分の中で感想をまとめている時に思えたのです。
主人公の春原はマイナーなゲームにどっぷりハマり込んでいるぼっちです。
その癖妹に「友達いっぱいおるし紹介もしちゃうから」と、ぼっち特有のイキがりを発揮してしまったため、急遽友達作りに奔走します。
学校内であれこれ頑張った結果、無理だと判断します。
そして紆余曲折を経て上述の通りハンバーガー屋に突撃するのですが、ここに至るまでの導線を綺麗に描いているんですよね。
高校生が友達を作ろうと思ったら場所としては学校が1番楽です。
学生は基本歳の差はさほどありませんし、部活という趣味なり特技なりを共有できるグループもいくつもあります。
それらすべてのシチュエーションで読者に対し、
あ、こいつは友達出来ねぇな
と思わせるには十分な1話目となっていました。
春原の進む道をかなり限定した1話です。
それは漫画上の展開の仕方を限定したも同義なので、2話目以降はスピード感のある展開が期待できるのではないのでしょうか。
そのための溜めの1話という印象を強く受けました。
いやそこまで意図して描いているのかは知りませんけどね?
まとめ
そんな気しかしていませんでしたけど、やはり「こみっくがーるず」が近々連載終了と。
もうここ半年くらい終わらせる気満々の雰囲気を漂わせていましたし、ぶっちゃけ終わること自体に驚きはありませんでしたけど、それでも衝撃はありましたね。
それとは別に「お姉様のvな事情」も連載終了。
こちらは人気の有る・無し関係なく作者都合での連載終了かと思います。
こういう連載終了はマジでビビるんですよね。
「SA07」の再来かな?