【きらら2月号】悪い意味で今後記憶に残りそうな読切「しんぶんぶ」【読切・ゲスト感想】
ウルトラマンデッカー良かった。
「ウルトラマンはこういうので良いんだよ」を地で行く良作。
以下が目次です。
23年2月号『まんがタイムきらら』
今月号には読切が2本載っていたのですが、どちらもどうもテンポが・・・。
しんぶんぶ
「小石川(こいしかわ)友(とも)」と「白木(しらき)朔(さく)」が進学した高校で新聞部に入部する漫画。
ぶっちゃけこの漫画に「JKだって落語がしたいっ!」に通づるものを感じてしまった・・・。
過去にボロクソ書いた漫画です。
この漫画のタイトルは「しんぶんぶ」です。
漢字にすると「新聞部」。
のくせして新聞とか学内の報道紙みたいなものを書いている描写が一つもないというのはどういうこと?
タイトルの意味は何処へ・・・?
友と朔が初めて新聞部の部員「中村(なかむら)美奈(みな)」と「瀬野(せの)秋希(あき)」を目撃するのは入学式の途中。
瀬野を中村が踏み台にして写真を撮っているところです。
で、また別のコマに少しだけ他の生徒にインタビューのようなことをしている描写があります。
どう考えても写真の描写の方が情報量が多いので、ここだけみたら写真部という可能性だって切れないはずです。
実際作中で写真部の可能性を疑っている様子は描かれています。
でも生徒にインタビューのようなことをしている描写があったからこそ写真を撮っていたのも新聞部だろうと推測できました。
だったらもっとインタビューの方にコマを割いて描いてよ、とは思いました。
ちなみに実際に生徒に話しかけているコマがこちら。
たったの1コマでセリフもなくキャラの顔もまともにわかりやしねぇ。
こんなんじゃ伏線にすらなってないよ。
しかもただ新聞部に入部して話が終わるっていうね。
もっとテンポ良く話を進めてくれても良いのよ?
長期連載枠を事前にもらっているのならまだしも。
ここまで良いインパクトが残らない読切もなかなか珍しいと思いました。
あと登場人物をもっと減らしてキャラ付けをもっとするとか、あるいは新聞に関する話題で主人公を深掘りするとか、そういうのは欲しかったですねぇ。
まとめ
本当はもう1本の読切「すきあり・すけありー」の感想も書きたかったんですけどね。
あまりにも書くことがなさすぎて「まとめ」の項にねじ込むことにしました。
結論として、
途中の霊媒師の件は絶対にもっと短くできた
以上、それ以外は特に文句なし。
今月号で「奥さまは新妻ちゃん」が最終回。
思えばまんがタイムきらら展に参加している作品ですし、そんな作品が終わりを向けるとなるとまたきららが過去のものと異なる漫画雑誌に変異していくんだなって。
それから「きもちわるいから君がすき」は、マジで人を選びそうな漫画になりそうで胸熱です。
悪く言えばきららの毛色に染まっていない感も強いですが、「がっこうぐらし!」という前例もありますし、まあ話が面白ければ大丈夫でしょう。
前回感想を書いた「ヒミツ結社りとる・ばたふらい」が好評であることを望むばかり。
あの線の細い絵柄と話の雰囲気がなんか好き。