【MAX3月号】「てくてくっ!秘密リサーチ」と岸辺露伴にみる”空気系に命を吹き込むリアリティ”【読切・ゲスト感想】
ウルトラマンガイアのリブートはやるとしても今年の秋からか?
以下が目次です。
23年3月号{まんがタイムきららMAX』
「コンビニ夜勤のあくまちゃん」より。
これは良い太ももだぁ・・・(恍惚)。
てくてくっ!秘密リサーチ
絵柄的にはまさに上等なきらら漫画って感じで掴みは良い感じだとは思うんですけど内容的にもまさに上等なきらら漫画って感じの空気系でびっくりするぐらい感想がないというのが率直な感想です。
絵的になんとなく「あんハピ」の香りがします。
半開きの口が似合いそうな面構え。
個人的に「あんハピ」はきららを代表する作品の1つだと勝手に思っているのでね。
その辺の感情がこの作品に惹きつけられた原因なのかもしれない。
といったところで閑話休題。
「日出(ひので)ひぐれ」は作中、「春の小川」という曲をたどりそれに関する場所で動画を撮ってそれをまとめて動画を投稿するためにカメラを回しているようで。
まあそれは良しというかどうでもよくて、この漫画はやっぱりちゃんとフィールドワークを経たのちに描いたのでしょうか。
個人的に気になるのはその点だけ。
恥ずかしいことに「春の小川」に関する記憶が曖昧すぎてネットで調べてみたのですが、動揺「春の小川」は区画整理されて実際に暗渠化しているようです。
だったらやっぱりしっかりフィールドワークをしたのちに描いた方が良いだろうとは思うし、もしかしたら実際にフィールドワークをしているのかもしれませんが、漫画を読む限りその経験が活きているようには思えないのがちょっと残念・・・。
例えばフォワードに連載されている「魔法使いロゼの佐渡ライフ」なんかはしっかりフィールドワークというか、取材をしていますよね。
1話目で大々的にそれを謳っていたし。
で、それが活きるような漫画を描いている、というのも読めばわかります。
あるいはキャラットの「恋する小惑星」もガッツリ取材をしていますし。
現実にあるものをモチーフにして描くのなら、そのモチーフについて知り尽くす必要があるのは当然のことかと思います。
いわゆる空気系、やおい系はただでさえ人を惹きつける要素が皆無に等しいのだからメインテーマについてのリアリティは最低限欲しいところです。
書いてて思ったけども岸辺露伴はまともなことを言っていたんだなって。
空気系なんてまさにリアリティありきのエンタメ。
仮に連載化したとしたらなおのことこの辺の必要性が生じてくるでしょう。
ちなみに意外と言ったら失礼なのかもしれませんが9年ほど前から暗渠に関するブログを書いている人がいたり書籍が出ていたり。
どっかの界隈では結構ホットなポイントなのかもしれませんね、暗渠。
1個気になったのがタイトルが「てくてくっ!秘密リサーチ」ということで、これってつまり暗渠にこだわってはいないってことなんですかね。
なんかそんな気がするぅ。
だからってフィールドワークを怠って良い理由にはなりませんけどね。
むしろよりフィールドワークが必要になってくるんですけどね。
まとめ
「桔香ちゃんは悪役令嬢になりたい!」が連載終了・・・。
うん、まあしょうがない。
そして杉原ぽてと先生の作品が連載化することはなく、という感じですかね。
というか「こみっくがーるず」も連載終了間近かぁ。