【フォワード3月号】猛烈なスタートダッシュを決め込んだ新連載「サキュバスイッチ」【新連載感想】
あぁ〜ウマ娘2周年前に石が溶ける音ぉ〜。
以下が目次です。
23年3月号『まんがタイムきららフォワード』
そういや「SA07」は一応まだ連載中という扱いでしたっけ?
もういっそのこと「限界ゲーム飯」を復活させた方が良いのでは?
サキュバスイッチ
新連載なんですけども、これがまぁ濃い。
簡単にあらすじを書いておきましょう。
見た目が女性的で見知らぬオヤジからセクハラまでされる男「犬飼 あんず(いぬかい あんず)」が告白した女性に「恋愛対象として生理的に無理」と振られて1000回目の失恋。その後サキュバスに毎日母乳を盛られ、性欲が増強されたところそのサキュバス=「メル子」に襲われかけ、すったもんだのうちに犬飼とメル子の中身が入れ替わり、元に戻るまでの間メル子(犬飼)の家に犬飼(メル子)が居候する
簡単にあらすじを書きました。
はたしてこのあらずじを読んでこの漫画の1話目の内容を完璧に把握できる人などいるのでしょうか。
いないとしてもそれは私の文章力のせいではないはず。
犬飼とメル子の入れ替わりが発覚した瞬間思わず笑ってしまいました。
ここまで詰め込むかと。
そもそも冒頭のシーンのような、直接な性的表現自体きららでは結構稀の類なのにそれに加えてキャラクター満載の主人公犬飼あんずに典型的なサキュバスメル子に入れ替わり要素という、まるでバイキングでわがままな子供が思う存分自分の皿に好きな料理を散々盛り付けたような、そんな感覚に詰め込み具合です。
まぁ1話目としてみたらこれ以上ないほどのスタートダッシュを切ったことでしょう。
ストーリーだけを見ればかなり味付けの濃い漫画となっています。
1つだけ気になったところを申し上げますと、ちょっと描きたいことと描けていることとのギャップがあると言いますか、端的にいうとちょっと画力が・・・みたいな?
陰影の有無なのか直線が直線すぎるのか・・・。
絵を描かない人にはちょっと言語化が難しいですね。
なんとなく「高瀬さんはドル活に夢中です」に近しい作風です。
ここまで似るものなのか、というくらい近しい作風。
正直これは絵が読む人を選びそうな漫画かな、というのが最終的な感想です。
だから猛烈なスタートダッシュを切りましたけど、ゴール前で躓いたら意味ないですからねぇ。
それはそうとフォワードの新連載は本当にインパクトの大きさが半端ないのが揃っています。
これでまたフォワードが他誌3冊よりもクオリティの高い漫画雑誌となってしまったか・・・。
いや冗談抜きにフォワードはきららの枠組みから軽く飛んでいるんじゃないのか、というくらいバラエティに富んだ漫画が載っているように思います。
これはいいことや。
まとめ
ゲスト作「王国衣裳仕立のファンタジア」。
作者の前作タイトル「魔王の娘からは逃げられない」を見て「懐かしいなぁ」と思えるくらいには私はきららを読んできたようです。
「ももいろモンタージュ」マジで月一でよくここまで描きこめるというか、やたら力の入った作画で漫画を描けますな。
漫画や絵を描いている人にならわかるハウトゥーがあるのかもしれませんが。