【キャラット3月号】私の”なんか好き”は大衆には見向きにされないであろう「コンビ名、考え中。」【読切・ゲスト感想】
更新ペース遅すぎぃ!
以下が目次です。
23年3月号『まんがタイムきららキャラット』
読んだのは随分前なんですけどね。
今になってようやっと感想を書きます。
タイトル
今まで何タイトルもの読切・ゲスト連載を読んできた中で、ときたま現れるのが、
なんかよくわからんけどこの漫画好き
と思える作品です。
この漫画「」もそのうちの1つ。
なんか好きなんですよね。
あとこういうなんとなく好きな漫画は共通して特に面白くはないです。
多分アンケートの結果は奮わないでしょう。
だからなんというか、読切でもゲスト連載でもスタート早々未来が見えない漫画に関してはなんとなく好きって思えるのかもしれません。
もしそうだとしたら完全にサディスティックな思考そのものですが。
例えばこの顔がなんか好き。
シンプルに可愛いんだろうな。
抽象的なことばっかり言ってもなんなのでね、少しはまともな感想も書いていこうかと思います。
この漫画の題材は「漫才」です。
それも昨今主流になっている「コント漫才」ではなく王道をいく「しゃべくり漫才」。
コント漫才は例えばマジカルラブリーが顕著ですが、中身がまったくないスッカスカのネタだったとしても絵のインパクトで笑いを取りに行けたり、或いはほとんど同じネタ構成でコントに変化させたりと、非常に融通の効くネタが多い印象。
一方しゃべくり漫才といえば中身が伴わない限り決して笑いは起きません。
ナイツのネタが良い例でしょう。
或いはミルクボーイとか博多華丸・大吉とか。
言葉で笑いを取りに行く漫才を中心に書くならそれなりのワードセンスと言いますか、言葉遊びのセンスは必要になるのですが、この漫画でもその片鱗は多少は見えていました。
この「日照権を主張する」という件がそうです。
1回目はギャグとしてつかった言葉を2回目になんか良い感じの雰囲気を伴う感じで使うのは個人的に結構好きな言葉遊びだったりするので、読んでいてちょっと「おぉ」となったのは記憶にあります。
1話だけでは判断しにくいのが、この漫画における「漫才」のウェイトがどの程度のものかという点です。
同じきららで言うと「軽音楽」を物語のエッセンス程度に取り込んでいるのが「けいおん!」でありガッツリ取り込んでいるのが「ぼっち・ざ・ろっく!」です。
「美術」という要素をエッセンス的に取り込んでいるのが「ひだまりスケッチ」でありガッツリ取り込んでいるのが「ももいろモンタージュ」です。
きらら系列の作品でも一口に軽音楽もの、美術ものと言い分けてもその中での分別は結構ハッキリしているモンで、この漫画がどっちに類するのか。
すなわち漫才を物語のエッセンス的に取り込むのか、或いはガッツリと取り込むのかで今後の展開は大きく変わってくるはずです。
個人的には前者のような気もするんですよね。
特にこのコマを見た時にそう思いました。
ネタの良し悪しよりもそれを見てくれる人がいて、その人が披露されたネタに満足しているというように描いているのなら圧倒的に前者だと思います。
まとめ
先月号の休載予告がやたら多いと思ったら今月号はやっぱり読切・ゲスト作が多く掲載されました。
個人的に個人的に当たりだなと思える漫画は1本もなかったのですが大衆的にはどうなんでしょう。