きらら探求軍〜細々と息をするオタクの足跡〜

主にまんがタイムきららコミック、ウマ娘に関することをぼそっと書いています。ちょこちょこyoutubeにも投稿していたり。

【MAX4月号】スタートダッシュにもラストスパートにも”勢い”を感じさせた良作「ももいろ*てぃーぱーてぃ」【読切・ゲスト感想】

ウマ娘の新シナリオ「グランドマスターズ」、理解ができたようなできていないような。

以下が目次です。

 

 

 

 

 

23年4月号『まんがタイムきららMAX

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こみっくがーるず」がついに最終回を迎えてしまいましたね・・・。

いよいよMAXの連載陣が貧弱になってしまう。

最終回になって始めて気がついたのですが、作中に出てくる「まんがタイムきららケイオス」のケイオスはカオス = chaosの英語読みだったのですね。

いや知らんかったし発見だった。

 

ももいろ*てぃーぱーてぃ

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簡単なあらすじを。

お嬢様学校「黎明女学院(れいめいじょがくいん)」にてお嬢様女子高生が猥談をする漫画。

良い漫画ですね。

1ページ目がこんな感じ。

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圧倒的文章量。

と、圧倒的説明コマ。

これだけも文字数が許される漫画は「名探偵コナン」とHUNTER×HUNTER」くらいのモンだと思っていたんですけどね。

きららで計3話のゲスト掲載がされる場合、1話目をまるまる使って登場人物や舞台設定の説明に費やすことがほとんどでその分どうしてもテンポが落ちてしまうというのが常でした。

その説明を1ページ目でほとんど済ませてしまうという、ある意味で暴挙とも言えるこの展開。

ここまでやるなら逆に次ページからも圧倒的展開ペースが必要となります。

いやでも期待値は高まるってモンです。

で、その期待に応えられる展開だったのかと言えば、それが最初に挙げたタイトルコマ。

インパクトは十二分でしょうコレ。

で、頭にハイテンポで話を進めるとなると今度は中盤から後半にかけて息切れにも等しいテンポダウンが生じる場合もあるのですが、その点もこの漫画では感じられませんでしたね。

上図の左上に位置する金髪娘「小廻周(こまわりあまね)」の言動と主人公「犬山美鈴(いぬやまみすず)」の下ネタ・猥談に対する理解度とそんな犬山に対して十分な理解を示す上図の右側ピンク髪娘「見影うらら(みかげうらら)」の存在と、それぞれのキャラクターが他のキャラクターを補完し、引き立て合うような関係を1話目にして構築できているからこそでしょう。

 

ということでここからは個人的にさながら上げ足取りをするようなツッコミどころを1つ。

次のコマでのセリフが少し気になりました。

 

見影は犬山の中学時代の先輩で、見影に対して憧れを秘めており、そんな先輩が高校生になってまさかパンツをかぶって猥談をしている現状に軽く失望しているシーンです。

もとあったという「憧れ」とか抜きに誰でも失望する展開だとは思うのですがその点は抜きにして、このコマに書かれた見影の「ピクッ」というワードが気になりました。

見影は、これまで世間体を守るための身の振る舞いを考えることに疲れており誰かと猥談・下ネタトークを展開する事を楽しんでいる旨を次の4コマで犬山に話しています。

だったらあの「ビクッ」という単語は少し美影のキャラの軸をぶれさせかねない要素になってしまいます。

現状の自分が客観的に見た時に恥ずべき事をしているという自覚が多少なりともある、という風にとれますから。

本当に堂々と猥談をしているのなら「ビクッ」ではなく「・・・」にするとか、いっそ何も書かないくらいの方が軸にブレが生じる隙を潰すことに繋がったのかな、と思います。

あるいはそこまで考えて、それでも見影に羞恥心を捨てさせないようにするための「ビクッ」だとしたらよく考えられたモンだな、とは思いますけどね。

 

まとめ

何はともあれ「こみっくがーるず」が終了してしまった、ということが個人的にダメージ大きめですね。

きらら展in大阪では複製原画も買いましたし。

www.youtube.com

あとこれは個人的に良かったなと思う点なのですが、アニメの続編を一切匂わさずに終わったのは良かったですね。

アニメ1期のアニオリ要素が結構好きだった分、終わり方も大変満足のできる展開だったものですから。

NEW GAME!」の3期が来ない以上「こみっくがーるず」のアニメ続編もないでしょう、きっと。

きっとね。