きらら探求軍〜細々と息をするオタクの足跡〜

主にまんがタイムきららコミック、ウマ娘に関することをぼそっと書いています。ちょこちょこyoutubeにも投稿していたり。

「NEW GAME!」ってどんな漫画?|きらら探求軍

4コマ漫画はその字の如く4コマで構成された漫画であり、そのためか物語の基本である起承転結に当てはめやすく、4コマ漫画の大半は非常に読みやすく描かれています。

それはつまり小刻みにテンポの良い漫画が描きやすいということであり、通常のストーリー漫画のようにどっしり腰を据えたように展開する話を描くには不向きという欠点もあるのですが。

今回は4コマ漫画の短所を長所にうまく溶け込ませたストーリー4コマ漫画「NEW GAME!」について私見を交えながら書きます。

 

 

 

 

 

あらすじ

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涼風青葉」は小学生の頃から好きだったRPG「フェアリーズストーリー」の制作会社”株式会社イーグルジャンプ”に高校卒業後に就職し。そこでキャラクターデザイナーになることを夢見る。

 

NEW GAME!」ってどんな漫画?

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2013年3月号から2021年10月号まで焼く8年間『まんがタイムきららキャラット』にて連載されていた4コマ漫画です。

全編書き下ろしのフル回想編である単行本5巻を除き、1巻から最終巻の13巻まで年単位で時間が経過しており、その分職場の肩書きや交流関係に由来する人物の成長する様がしっかりと描かれています。

主人公の涼風青葉の場合、入社以来からの夢だったキャラクターデザイナーに早くも3巻の時点で叶えていますが、キャラクターデザイナーとしての苦悩に翻弄されることも多かった印象があります(特に3巻から6巻までの主題となるゲーム『PECO』のキービジュアルの件など)。

単行本3巻という早さで青葉の夢を叶えたのは、役職としてのキャラクターデザイナーから名実ともに周囲から認められるキャラクターデザイナーへ成長する様を描くのに多大な時間を割きたかったからなのでしょうか。

自分はそのように考えています。

 

さて。

最初にも書いた通り4コマ漫画は腰を据えたストーリー漫画を描くにはその性質上非常に不向きな漫画とも言えます。

それでも「NEW GAME!」はストーリー漫画として13巻という長期間を連載していました。

その要因として私は、

単行本1冊単位でまとめられたストーリー構成

があると思います。

先ほども書きましたが4コマ漫画には通常のストーリー漫画のようにどっしり腰を据えたように展開する話を描くには不向きという欠点があります。

この欠点は単行本1冊単位でストーリーを構成しながら描くと欠点ではなくなるのです。

その巻の中に描きたいこと、描かなくてはいけないことを作者がよく理解しているからです。

つまり4コマ漫画の欠点は欠点ではなくなり、読みやすいという長所が前面にくる漫画になるのです。

こうなってくると今度はシンプルに話の充実度が作品の評価に直結してくることになるのですが、「NEW GAME!」に関しては8年間も連載した上テレビアニメも2クール制作されているわけですから、作品の評価も充実していたことは明らかだと思います。

ちなみにこれは後から連載が始まった「まちカドまぞく」にも共通して言えることです。

事実「まちカドまぞく」もストーリーの考察系記事等がいくらでもあるかと思います。

ストーリーの評価の高さの表れです。

 

最後に

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個人的に「NEW GAME!」はアニメ3期がきてもおかしくないんじゃないのかなと思っていました。

けれども結果は3期制作はなく連載は終了。

連載終了後にアニメ化したきらら作品は私の記憶にはないので今後もおそらく「NEW GAME!」の新規映像作品が作られることはないでしょう。

あと連載期間8年で単行本が既刊単行本が13巻という異例の執筆スピードについても触れておくべきでしょうか。

NEW GAME!」連載中は2話同時掲載を当たり前のように連続でおこなっていたくらいに速描きだったようで、よくよく考えてみれば後に先にもきららで単行本丸々1冊分漫画を描き下ろす作家は得能正太郎先生くらいのものでしょう。

ちなみに他の月刊誌だと2話同時掲載ってそこまで珍しいことではないらしいですね(「新テニスの王子様」だと4話同時掲載もあった模様。週刊連載じゃん)

速書きという点は私も切に見習いたいところ・・・。