きらら探求軍〜細々と息をするオタクの足跡〜

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「ゆゆ式」ってどんな漫画?|きらら探求軍

空気系の中で特に王道とも言える会話劇。

ライトな会話劇で長期連載を実現させている4コマ漫画「ゆゆ式」について私見を交えながら書いていこうと思います。

 

 

 

 

 

ゆゆ式」ってどんな漫画?

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2008年2月号にゲスト掲載、同年4月号から連載が開始しています。

また2013年からテレビアニメが放送されています。

そのため今年2023年は連載開始15周年、テレビアニメ10周年というメモリアルイヤーでもあります。

例に漏れず叡山電鉄とのタイアップもしており、こちらは現在進行形でおこなわれています。

この漫画に登場する人物は基本高校生やその学校の関係者なので大きな分類で言えば学園ものと言えるかもしれません。

その中でもっと細かく分類するなら空気系の漫画であり、会話劇を中心に展開している漫画です。

きららで会話劇と言えば個人的に最も強い例として「はるみねーしょん」を上げるのですが、それに比べてこちらの会話劇はほとんど根無草と言っても語弊はないと思います。

最初にポンっと出てくる単語から連想ゲームのようにポンポン新しい単語が出てきて少しずつ話が脱線していきます。

一例を挙げると、

”薪割り”から始まり”チアのコスプレ”に帰着する話もありました。

この話の動線をちゃんと想像できる人は作家に向いているタイプの人だと思います。

もちろんただ話を脱線させ出発点からあらぬところで帰着させること自体は簡単です。

しかし重要なのはその動線を見て誰もが納得できるように話を飛ばさなくてはいけないことです。

ゆゆ式」は学校を舞台にした会話劇です。

しかも会話劇であることにこだわるためか、学校イベントに関する話題はほとんど皆無。

登場人物のキャラクターも他の漫画のそれと比べるとそこまで突飛なものもなし。

ここまでくると漫画の設定は殆ど皆無であり、おまけに会話劇とするなら展開のパターンも殆どありません。

その上で15年もの間連載が続いているのは、しかも人気が極端に低迷することなく15周年記念位他の企業とタイアップできるのは「ゆゆ式」の評価はずっと高いままであるということの表れでしょう。

その人気の源になっているのは登場人物が突飛なキャラをしているからでも世界観が常識離れしているからでもありません。

作者の柔軟な思考回路が人気の源にある漫画

それが「ゆゆ式」という4コマ漫画なのです。

 

あらすじ

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野々原ゆずこ、櫟井唯、日向縁は中学時代からの友人であり同じ高校に進学した後も友情を育んでいた。

3人は進学した高校に「情報処理部」という部員が誰もいない部活を発見し、ここに入部する。

 

今後の「ゆゆ式」について

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15年と言えば言わずもがなの長期連載です。

それだけ長く連載しているのにも関わらず、一向に最終回の気配が伺えないのは会話劇がメインで時間の流れをまるで感じさせないからでしょう。

しかも会話劇としてかなりまとまっているので今後の展開予想をすることすら叶わないと言う事実。

まぁなんにしても今後もきららの看板作品として連載を続けてくれることでしょう。

 

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