
きららとは全く関係ないけど形に残せば多少はスッキリするかなぁ、と。
1度も観たことも読んだこともないのに「鬼滅の刃」が嫌いになっていた話
タイトルにある通りなのですが、最近「鬼滅の刃」の”きめ”くらいまで聞いただけでうんざりしている自分がいます。
だから最近は軽く「鬼滅の刃」に怯えながら生活している始末。
油断しているとどこから飛んでくるか分からないですから、鬼滅砲が。
”うんざりしている”ということはつまり私は鬼滅アンチなのかと言えば、白状すると私、「鬼滅の刃」の”き”の字も知りません。
これもタイトルにある通りです。
漫画は1話も読んだことがありません。
そもそもジャンプもジャンプコミックスも買いませんから。
アニメも観たことがありません。
オープニングすら観たことありません。
「鬼滅の刃」を語ることについて、そもそも土俵にすら立てていない私ですが、そんな私がどうして「鬼滅の刃」嫌いになったのかをタラタラ語りたいと思います。
よく知っていない食べ物を無理矢理食べさせられている感覚
まず大前提として、私は「鬼滅の刃」まったく興味ありません。
そもそもジャンプコミック自体に興味がありませんし、基本私はアニメには”癒し”しか求めていないのです。
だからきらら作品しか見ていないってわけ。
根っこからハマりやすい性質なので、出費を極力抑えるべくジャンルをきららに絞っているというのもあります。
ただ何となく”あ、「鬼滅の刃」って相当人気ある漫画だし、かなり面白いんだろうなぁ”くらいのもやぁ~とした知識がある程度。
「鬼滅の刃」にまったく興味がない訳ですから、こちらから情報を拾いに行くということもまったくしないわけで、上記にあるよう、ふわっふわな印象だけ残して記憶から消えていくのが本来あるべき状態なはずなのですが・・・。
ここで例え話を1つ。
私は”ホヤ”を食べたことがありません。
ただなんとなく”海産物で人によって好き嫌いが分かれる食べ物だよなぁ”くらいのもやぁ~とした知識がある程度。
”ホヤ”をこれまで食べたことがないのは食べる機会がないからで、こちらから食べるためにどこか店に行かない限り、上記にあるよう、ふわっふわな印象だけ残して記憶から消えていくのが本来あるべき状態なはずなのですが・・・。
そんな私が1日に4,5回程度、不定期にいきなり口にホヤをねじ込まれる生活を1週間続けて、ホヤを好きになると思いますか?
いや、好きになる訳ないでしょ。
感覚的にはコレに近いんです。
私はサディストです
好きでも嫌いでもない、まったく興味のない作品の情報が目から耳から否応なく無理矢理詰め込まれる状態。
これで「鬼滅の刃」好きになれって、いやいや、状況的に無理があるでしょ。
人間って普通、自分にまったく興味・関心のない事を他者から強制させれることに対し、ストレスを感じる生き物なんです。
その人にマゾヒズムの思想がわずかでもない限り。
サディストである私なんてそれはもう相当なストレスに成りえるのです。
だってそこには自分の意志は一切ない訳ですからね。
だから鬼滅関連の話題は私にとってストレスの塊。
主題歌を聴くのも嫌気がさすくらい。
おまけに私、繰り返しますが根っからのサディストなので、こういう高ストレス状態に陥ると、そんな作品読みたいとも観たいとも思えなくなってしまうのです(いや、これにサディストは関係ないか。私の偏屈な性格の問題です)。
アニメ放送中、原作終了間際、そして現在は劇場版が公開中で勢いがありまくりな「鬼滅の刃」
テレビはもちろんネットでもコレに関する話題で持ち切り。
適当な店をぶらつけば「鬼滅の刃」関連の曲を聴かない日はありません。
アニメを1回も観たことがないのにそのアニメのオープニングのフルver.をよく知っているって普通に考えておかしいからね?
"強くなれる理由を知った 僕を連れて進め"
だってさ。
なんで連れられる側のくせにそんなに強気に出れるの?
でもアニメを観ていないわけですから、エンディングの方はよく知らないし、漫画に至っては原作者の名前すら知りません。
なんだったら最近まで主人公の名前すら知りませんでしたからね。
”たんじろう”っていうんでしょう? コレは知ってるの。
「天気の子」ではならなかった不思議
以前にも似たような経験をしたことがあります。
「君の名は。」です。
大前提として、私はいわゆる青春群像劇というものに興味はありません。
でも「君の名は。」は作品の雰囲気的にその興味のないタイプの作品だな、と判断できたため、その時既にかなりヒットしていましたがスルーしていました。
それだというのにやたら業績を伸ばしてネットやテレビに「君の名は。」情報がてんこ盛り。
おまけのうちの家族までハマりだして、おかげでブルーレイが棚に鎮座しています。
だから観ようと思えばいつでも観られるわけで、不定期にそう思う時がくるのですが、頭にこびりついたうんざりした感覚が観たい欲を圧倒しちゃって結局観ずじまい。
それでも良いかと思っている自分がいるのです。
だから「君の名は。」について知っていることなんて「前前前世」という劇中歌があるということくらい。
主役の子らの名前はおろか、主題歌すら知りません。
「鬼滅の刃」はね、面白いと思うの
別に言い逃れをしたいとか、そんなんじゃないですけど、無知ながら「鬼滅の刃」って相当凄い作品なんだろうなぁとは思ってはいるのです。
出会い方がもっとマシなら普通に好きになっていたんじゃないかな、とは思うの。
「ONE PIECE」や「HUNTER×HUNTER」と比べれば遥かに連載期間は短いのに、漫画もアニメも映画も大ヒットして、確か舞台もやるんでしたっけ?
なんか池袋のアニメイトのエレベーターにそれらしい装飾がありますよね。
ツイッターでアニメの感想なんかが目に入ることもありますが、作画だけでなくストーリーを高く評価している批評もあったような気がします。
それに明らかにジャンプとか読んでなさそうな、話そのものもよく理解出来なさそうな小さな子供まで主題歌を口ずさんだり、コラボしているダイドーの缶コーヒーを指さして親に「〇〇(多分キャラ名)見つけた」とか報告していたり。
肌で感じる社会現象ってやつですよ。
ホントね。
うっとおしいことこの上ない。
ホント今テレビってコロナか鬼滅しかやってないんじゃないかってレベル。
あと時々アメリカ大統領選。
このブームはいつまでつづくのだろう・・・。
このブームが去らない限り、よく知らない食べ物を口にねじ込まれる生活が終わらない・・・。
さては「鬼滅の刃」の連載期間は「HUNTER×HUNTER」の休載期間よりも短いのでは?