「君の名は。」が流行っていた頃から思っていたことがようやっと言葉に出来るような気がしたので書きます。
以下が目次です。
ある意味コロナよりもたちが悪い病気
昨今巷では新型コロナウイルス”オミクロン株”が猛威を振るってます。
オミクロンの脅威が去ればコロナウイルスの猛威も終焉を迎える、なんて話がオミクロン株が出始めた頃に言われていましたけれど、真意はいかほどなんでしょうね?
多分コロナが落ち着いたとしてもマスク着用の流れは絶えないことでしょう。
新型のコロナウイルスが日本ではやり出したのは2020年から。
でもその前から、ある意味コロナよりも性質の悪い病気が日本には根付いています。
その名も和病。
私が初めてこの病気に気が付いたのは2016年に「君の名は。」が公開された頃でした。
新海誠監督作「君の名は。」は、アニメーション映画としてみれば異例のヒット作です。
テレビやネットで散々映画の告知なり業績なりが飛び交って、スーパーに行けば有線放送で「前前前世」を聞かない日なんてないんじゃないかと思う日々。
結果的に興行収入はなんと250億円。
これは凄い。
アニメ映画なんて興行収入は10億円入ったら大した物なのに。
確か「君の名は。」が公開される前後にジブリでおなじみ宮崎駿が引退宣言をしていたんでしたっけ。
テレビで宮崎駿が引退したとしても「日本のアニメ業界には新海誠あり」なんて言っている番組がありましたよ。
大したモンだなぁ。
さて。
宮崎駿に変わる日本の優秀なクリエイターとして「君の名は。」で相当数なファンを稼いだであろう新海監督の次回作となれば、興行収入だって「君の名は。」に負けず劣らずの立派な数字を叩き出すんだろうな、って毛ほども思っていませんでした。
実際蓋を開けてみれば興行収入142億円。
いや、もちろんこれだって異常な数字なんですよ?
でも「君の名は。」と比べると見劣りする数字です。
なんせ4割減ですからね。
でもこうなるであろうことはある程度予想していた人って結構数いますよね、きっと。
私だってその内の一人ですから。
和病=同調圧力
そもそも和病とはなんなのでしょうか。
広辞苑によると、
絆、団結、連帯、信頼といった不可視である「和」に執着し、それを乱すものを悪と捉え、考える力が無くなる、いわゆる思考停止状態にする、日本人に顕著にみられる精神疾患のこと
だそうです。
私はこれを初めて知った時、これまで覚えていた違和感の正体を確信できました。
「鬼滅の刃」という作品を、もやは知らない人はいないでしょう。
私だって名前くらいは知っています。
でも知っているのは名前だけです。
中身はまったく知りません。
今現在、テレビアニメの第2期が放送中らしいですね。
まったくその情報は私の耳に入ってきていません。
私が情報収集を全くしていないから?
もちろんそれもあります。
でもアニメ1期が放送中は、自分から得ようと動かずとも自然に情報が入って来ていたんですけどねぇ。
同じ様に情報が入ってきていないのはおかしいんですよねぇ。
「君の名は。」やアニメ1期「鬼滅の刃」と比べるとどう考えても見劣りする「天気の子」にアニメ2期「鬼滅の刃」。
この辺に常々私は同調圧力を感じていました。
この同調圧力こそ、和病の正体なのだと。
広辞苑によれば和病とは「日本人に顕著にみられる精神疾患」なのだそう。
で、これは私の感覚ですが、日本人ってものすごく流行に流されやすいですよね。
タピオカ然り、韓流然り。
こいつら一体なんど流行がやって来たのかと。
流行っているから、とか話題だから、とか。
そういう流れで映画を観て、漫画を買った人がかなりの数を占めていたのでしょう。
その人にとって面白いかどうかは関係ないのです。
あとはねずみ講式。
1人が騒げば3人が引っかかり、その3人がまた3人に広めればさらに9人引っかかり・・・。
一部の熱狂的なファンが声を大にして騒ぎ立て、それに感化された言うならにわか層が騒ぎ出して更に広まり出す。
そうやって広がるコンテンツのブームが短命に終わることは明白です。
とくににわか層は冷めるのが早いですからね。
ラグビーとか、アイスホッケーとか、多分もうゴルフとか、この辺の盛り上がり方を盛り下がり方を見れば分かりやすいでしょう。
時間が経ってそのコンテンツに興味が無くなればにわか層の声は沈静化されます。
となると依然騒ぐのは熱狂的なファンだけ。
必然的にコンテンツを支える人数も減り、それに伴って話題性も減っていきます。
それが事実として「天気の子」や「鬼滅の刃」アニメ2期として形をもって表れています。
もちろん流行っているから、という理由でアニメや漫画を観たり読んだりすることって間違いでも何でもないと思うんです。
むしろ入り口としたら至極当然。
でもそこ止まりってコンテンツに対して滅茶苦茶失礼だし、時間と金の無駄とも思うんですよ。
こっから本題です。
好きだから見ると面白いから見るというのはまったく別物
例えばまったく「ウマ娘」に興味のない人に作中に出てくるウマ娘の名前を覚えてもらうって結構苦行になると思うんです。
逆に「ウマ娘」に興味のある人なら、覚えようとせずとも自然と名前が頭に入ってくるものです。
なぜかってそれは好きだから。
私に知人にアニメ「東京卍リベンジャーズ」を見ている(というか見てた?)人がいます。
その人は「東京卍リベンジャーズ」を面白いと言いつつも主人公の名前すらまともに覚えていませんでした。
その話を聞くたびに思うのです。
そりゃ好きで観てないからでしょって。
無意味なコンテンツの消費は誰も得をしない
好きでも何でもない、ただ周りが見ているから、だとか話題性があるから、という理由でそのコンテンツに飛びつくのってマジでただの時間の無駄だと思うんです。
もちろん先に書いた通り、話題だから飛びつくっていうのは入り口として最適ですし、どんなコンテンツにもそういう入り口はあると思います。
でも例えばアニメで言えば、
鬼滅の刃? 話題になっているからアニメ2,3話見たけど全然面白くなかったわ
つって切り捨てることだって出来るはずです。
でもそうしない人も多数いるんですよね。
これって本当に時間と金の無駄。
これは私の邪推ですが、そういう人って本当に自分の好きなモノってのが無さそう。
その時折で生きている根無し草と同じです。
新しい漫画やアニメに飛びつくとき、必ず本当にそのコンテンツが好きになれるかどうかを吟味しています。
なので基本的に流行りモノには飛びつきません。
今私の中でなんとなくタピオカがブームです。
それくらいのノリ。
どんな人だって好きな物に金や時間をつぎ込みたいと思うはずです。
私はその通りに行動しているのですが、その結果周りから少し浮世離れした人と思われているように感じるのも確かです。
おかしな話だと思うんですけどね。
これからも私は流行りモノではなく好きなモノに時間と金を費やしていきます。
ところで最近イナズマイレブンのアレスの天秤とオリオンの刻印を見ました。
百歩譲ってアレスはまだ良いとしてもオリオンは酷すぎないか。
というかマジン・ザ・ハンドのモーションを変えたことだけは絶対に許さん。
ダサすぎる・・・。