【MAX3月号】「亜九龍伝」と「素敵な社畜LIFE」【読切・ゲスト感想】
最近2chスレの動画ばかり見ています。
以下が目次です。
22年3月号『まんがタイムきららMAX』
最近ウマ娘ばかりやっているものだから、全然漫画読めてない・・・。
1時間ほどで読めるのになぁ。
亜九龍伝
諸々新鮮だなぁと思える漫画でした。
登場人物は基本的に「亜人」という「人と獣の特徴を併せ持つ」人で、擬人化とはまた違う、人の頭に耳が生えた人たちが主役です。
ぶっちゃけそういうのって、特にきららだとかなりファンシーな漫画になりがちなイメージがあったのですが、この漫画の場合、登場人物の名前が「黄(ウォン)」や「蜂(フォン)」と言ったように、具体的には何語かは分かりませんが、間違いなく舞台のモチーフは日本じゃなかったり、そもそも舞台が「九龍城塞(きゅうりゅうじょうさい)」とかいうスラム街だったり、
ファンシーというにはあまりにも遠すぎる、なんだったら「亜人」という設定が無くたって普通に通用するような漫画となっています。
いやマジで「亜人」って何なんだろう?
作中で分かることと言えば、普通の人種よりも高値で人身売買ができるということだけ。
高値で取引される理由も、別に身体的特徴が秀でているから、というよりも単に希少価値があるだけって感じだし。
まあここまで普通の人間に置き換えると、そもそも掲載誌間違えていませんか? って漫画になりそうだから、クッション的な役割があるのかも、だけど。
素敵な社畜LIFE
この漫画が「社畜さんと家出少女」の次に載っているっていうね。
「社畜」という日本の負の遺産を題材に描きながらここまで空気系な感じの漫画になる物なのかなぁというのが最初に読み終えた感想です。
内容は、ブラック企業に働く社畜「社裕子(やしろゆうこ)」と日本文化に惚れて同じブラック企業に入社した「キャサリン」の1日を描いた物。
日本の文化が好き
↓
ブラック企業に入社したろ
このキャサリンの思考が好き。
真面目な話、人が集団を作って働こうと思えばそこには絶対に優劣関係は生まれるはずだから「社畜」は日本にしかいないということはないと思う。
と思って「社畜」という言葉に類似する英語を調べると「会社奴隷」とか「賃金奴隷」とか明らかに社畜以上に過激な言葉が出てきたのでキャサリンはどこの国に行っても社畜になれそう。
空気系な感じがするのは多分全体的に「社畜」とか「ブラック企業」の要素が感じられないからだと思います。
その点は「社畜さんと家出少女」にも同じことが言えるように思えますが、こちらは社畜が働く、というよりも題の通り、社畜と家出少女の掛け合いが中心にあるからたいして気にならないのであって、この漫画の場合「社畜LIFE」と銘打っている以上、LIFEに社畜感がないのは、ちょっとタイトル負けしているような気はします。
漫画なんだし、労働基準法とかガン無視の漫画を描いたって良いのよ?
これならよっぽど「死神ドットコム」の方がブラックです。
LIFEがカタカナじゃなくて英語なのはキャサリンの存在の影響?
まとめ
今月号から「白魔導士はゾンビの夢を見るか?」の連載が始まったり、やっぱり「SAN値直葬!闇バイト」は和もののホラーの方が性に合っていたんじゃないのか、とか「ホレンテ島の魔法使い」が次号最終回だったり、色々思うところがある号でした。
ホレンテ島、次号最終回かぁ。
そうかぁ・・・。