きらら探求軍〜細々と息をするオタクの足跡〜

主にまんがタイムきららコミック、ウマ娘に関することをぼそっと書いています。ちょこちょこyoutubeにも投稿していたり。

【きらら5月号】「まほっと!」と普通じゃない物を普通に描く技術【読切・ゲスト感想】

Apexが生活にどんどん浸透している・・・。

以下が目次です。

 

 

 

 

 

22年5月号『まんがタイムきらら

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前回に長文を書いたからその勢いで。

1mrnoname.hatenablog.jp

もう1週間も経っとるやん。

 

まほっと!

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インパクトがあるように見えて実はそうでもない題材。

それが魔法です。

はてさて、この漫画はそんなありきたりとも言える題材をどう調理するのでしょうか。

 

正直そこまで面白くはない

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もう先にハッキリ書いちゃいますけどそこまで面白いとは思えませんでした。

そう思ってしまった理由をまとめると、

  • 「魔法」という特段面白みのない題材
  • 話のテンポが遅すぎる

の2つ。

1つずつ取り上げていきます。

 

「魔法」という特段面白みのない題材

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日常系の漫画が多く載るきららにおいて、魔法という非日常なエッセンスは相性が良いようにも思えますが、そのせいか逆に魔法という物が多くの創作物に散々使いまくられたせいか、もう新鮮味など全く感じない題材となっています。

きらら漫画のテンプレートを「日常+α」とするなら、そのαに魔法をもってきてしまうとほとんど「α=魔法≒ゼロ」状態になり、もうほとんどただの日常漫画となってしまいます。

なので仮に魔法を漫画に取り込むにしてもそれを主題に据えるのではなく、副題として、話のエッセンスとして取り込む方が扱いやすい題材でもあるはずです。

ちょうど今テレビアニメをやっている「RPG不動産」はそういう作品ですよね。

逆にガッツリ魔法を題材にした作品は直近だと「ホレンテ島の魔法使い」が挙げられるでしょう。

2巻エンドのホレンテ島です。

ガッツリ目に魔法を主題に置いた、長寿連載したきらら漫画ってホントないんじゃないのかな。

少なくとも私にはパッとは思いつきません。

仮に主題に魔法を据えるとしても、仮に私のような常人には思いつかないような展開を披露できれば、まだ可能性は感じれるのですが、この漫画の場合はそれもなく

言っちゃえば主人公がどうして中学校に進学できたのか、その理由が書かれただけです。

いや話のテンポが遅すぎやしませんか

 

話のテンポが遅すぎる

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1つ前にも書きましたがとにかくテンポが遅すぎます。

多分この漫画も3話掲載となるのですが、この場合1話目の最初の1ページ目でこの漫画の方向性、話の軸を読者に分かりやすく示す必要があります。

これって別にきららやゲスト作に限った話では無くて、どんな漫画雑誌にも看板作品があり、その下に中堅作品があるのだから、それ以下は連載枠の奪い合いになるのは必定です。

そんな過激な戦いを勝ち抜くために必要なのが魅力的な展開であり、そもそも3話、多くても4話でこの漫画はどういう漫画かを知らせる必要があるゲスト作なら、その展開にスピード感が求められるのもまた必定なのです。

でもこの漫画にはそれがない・・・。

友達ができないことが大事なのか、魔法が他の生徒並みに上手に使えないことが大事なのか・・・

この点だけはハッキリ示す必要があったでしょうに。

ただそれが逆にポジティブに働き得るのかな、とも思いました。

これは最後に。

 

「魔法」を「普通」に描き切る?

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魔法という面白みに欠ける題材。

しかもそれを活かしきれていないストーリー。

テンポの遅さ。

普通に出来の悪い漫画だなぁというのが読んだ直後の感想なのですが、仮にこれらをしっかり練った上で描いているのだとしたら・・・?

実はかなり面白みのある作品に変貌し得るのではないのか、と思ったのです。

上に挙げた3つの項目をそれぞれ異なる言い方で示してみましょう。

 

魔法という面白みに欠ける題材。

⇒日常生活の中でとびぬけて面白い出来事などそうそうあるものではない。

しかもそれを活かしきれていないストーリー

⇒これもまた、面白い出来事に囲まれている人などそうそういるものではない

テンポの遅さ

⇒1日24時間をテンポよく生きていたら多分得られるものはほとんどない。

 

うまいこと私の言いたいことが伝えられているか分かりませんが、つまり魔法という非日常的なモノをとことん我々の日常に落とし込んで漫画を丁寧に描いたらこの漫画みたいになるんじゃね?ということ。

題材に魔法が入ってきているから変な勘違いが生じるのかもしれませんが、例えば「ゆゆ式」とか「スロウスタート」とか、同じきらら漫画の中ではジャンル的にこれらに似た漫画を作者は描こうとしているのではないのかな? と思えたのです。

偶然か必然かは知れませんが。

そうなのか、そうでないのかは2話目でハッキリ分かる事でしょう。

個人的に学校の外の世界がどのようになっているのかを見てみたいです。

魔法が当たり前にある世界・・・。

ドラえもんかな。

 

まとめ

個人的にそろそろ「ゆらめきラグーン」が終わりそうな気がしているんですけどどうなんですかね。

最初にあったゆらの科学好きという設定もかなり薄まってきていますし。

それと「おねロリキャバクラ」が連載化に正直驚きです。

いや、つまらない漫画ではないんですけどね。

でも続きそうな話にも思えないんですよねぇ・・・。