12月3日時点最新「まちカドまぞく」考察まとめ〜モニカって良いよね〜
21年1月号『まんがタイムきららキャラット』
いつも月初めにキャラットを読んでいるのは、フォワードまでを読み切るのにものすごく時間を使ってしまうからです。
速読技術プリーズ。
12月3日時点「まちカドまぞく」考察まとめ
誰の目で見ても分かるように、明らかに物語が大きな転換期を迎えているので、ここからの考察は“まとめ”というよりこれまでの考察を微妙に補足していく作業となります。
基本の部分は当然変えていかない方向で。
まずは感想を述べましょうかね。
少し話は変わりますが私はいわゆる“勧善懲悪”モノの作品が好きです。
直近「デスノート」を見ました。
アニメの方。
「デスノート」も普通に勧善懲悪に徹していますよね。
ただお互いが主張する“正義”の定義が異なるのでぶつかり合っていますが、要は月もLも「悪は消す」というスタンスをとっていることに変わりはありません。
話を戻して「まちカドまぞく」
思っていた通りシャミ子達を相手取ろうとしている魔法少女“那由多 誰何”は魔法少女らしい魔法少女でしたね。
と言っても私がいう“魔法少女らしい魔法少女”というのは勧善懲悪という考え方そのものに対し抵抗を覚えなければ、の話になりますが。
そもそも魔法少女になった人はまぞくを封印(もしくは殺害)して初めて魔法少女になった意味が出てくるので、やっぱり魔法少女とまぞくはシステム的に対立して当然の存在のはずです。
そしてメタ子の発言から、誰何は相当長い時間生きてきているようなので、個人の正義感云々の問題ではなくあくまでも基本に忠実。
システムを忠実に則っているだけでしょう。
事務仕事とかすごくそつなくこなしそう。
ただ、その“システム”が遠い昔に作られたものであれば、後世の人たちからすればきにくわない点もあって不思議ではありません。
そして最適解とは時代によって変わるもの。
そうやって出来上がったものが光と闇の一族が共存する“せいいき桜ヶ丘”なわけですから、誰何の言動や思考は現代の見方では狂っていると考えた方が自然なのかも。
というのが今月号の感想。
次からが考察の補足。
とりあえず桃が謎色魔法少女=誰何をコアの状態にした、というのは当たっていましたね。
まあ誰何以外の誰のコアを見るんだ、て話でもあるので当たっていて当然なんですけど。
桜がヨシュアを封印したのは考察以前に作中で明らかにされていることなので言わずもがな、ですが、今月号でヨシュアを封印したその理由が明らかにされました。
シャミ子やリリスを見ていてもそうとは到底思えませんが、どうもヨシュアは相当位の高いまぞくだったようで、桜がヨシュアを封印した際、どんな願いでも叶えられるポイントカードを大量に獲得していたそうです。
この流れで考えれられるルートが2つあり、
桜は何らかの理由でポイントカードが多量必要になり、そのポイントカードを得るために
のどちらかになります。
桃の中の桜の人物像や、吉田家に宛てた置き手紙、そしてシャミ子の記憶の中での桜のイメージからして後者で然るべきのはずです。
どちらにしても桜が誰かしらと抗争状態にあったことは確定ですが(これは以前からも書き続けていて、その相手こそが誰何だと考察中・・・)。
あとあと、まったく考えもしていませんでしたが、メタ子が“時はきた・・・”しか言えなくなっていたのも誰何のせいだったようです。
まったく考えもしていませんでしたが。
最近なんとなく考えていることなんですけど、私の考察って考察と言って良いんですかね?
一応漫画で明確にされる前から敵対する魔法少女がいることは書いてきましたけど。
これもなんとなく思ったことなのですが、おそらく伊藤いづも先生はこの漫画で難しいことを描く気なんてサラサラないんじゃないかとも思い始めています。
今はこれまでに1つずつ丁寧に積み上げてきた各種設定を明らかにしていくターンで新事実が発覚しているようにも見えますが、その積み重ねてきた設定というのはこれまでの漫画をちゃんと読んでいれば知り得る、もしくは考えつくことのはずです。
それくらいこの漫画は丁寧に描かれていますし、実際私もそんな感じの考察ができています。
ちゃんと読み込めば先の展開が分かるよう、読者に道筋をしっかり示しながらここまで描いてきているような気がしていて、もしそうなら答えは初めから見えている状態にあるわけだから、先の展開を予想してもそれを考察と言っていいモノなのか・・・。
数学で答えを知っている状態で途中式を書いても、その問題を解けたことにはならない、みたいな。
手のひらの上で踊らされている感。
だとしたらこの感じ、嫌いじゃないです。
モニカって良いよね
こんにちは、“After glow”を多用している“チュチュ様”推しの“Roselia”ファンです。
バンドリの中で1番好きなバンドは?と聞かれた時、もちろん答えはバラバラに散るだろうけど、なんとなく票を集めそうなバンドと集めなさそうなバンドって推測できるじゃないですか。
人気のある・なしはその人の趣向が大きく反映されるのでなんとも言い難いのですが、おそらく一般的に1番人気のないバンドという不名誉なレッテルを貼られているのは“Molfonica"(以下モニカ)なんじゃないのかな、と思っています。
その証拠になるか分かりませんが、公式のブシロードがSpotify上で公開しているバンドリのプレイリストの中にモニカの曲は2曲しかありません。
後発の”RAS“はガンガン出ているんですけどね。
公式Twitterでも、モニカの新曲・カバー曲の発表ツイートへの返信はなかなか攻撃的なモノが多いですし、やっぱり1番不人気なのかな、と。
確かに1番曲が拙いのは間違いなくモニカですからね、それは1曲でも聴けば分かる。
でもそれはモニカのレベルが低いんじゃなくてそれ以外のバンドのレベルが高すぎるってだけなんじゃないの?と思うわけです。
つまりモニカが1番等身大のバンドなのではないのかということを言いたい。
そしてそれが不人気の理由であるということも。
バンドリ中のバンドって基本どのバンドも“他のバンドにはない特色”を持っています。
その辺顕著なのが“ハロー、ハッピーワールド!”でしょう。
じゃあモニカの特徴は?と聞かれても、正直私はそれがパッと出てきません。
キャラクターには個性は確かにあるんだけど、バンド全体の特徴って一体・・・?
でもこういうところが等身大っぽさを助長しているんですよね。
ゲーム中の特色とは他のキャラクターとの明確な差別化を意味しているので、言い換えればそれぞれの特徴ってものすごく露骨に付けられることの方が多い、というかそれが当たり前です。
おそらく世界中どこを探してもクマの着ぐるみを着てDJをやる女子高生は1人もいない。
つまり作り物感がものすごいということです。
でもゲームだったらそれで何も問題はないんですよ。
だってそもそもゲームが作り物なんだし。
“作り物だ”という共通の確かな認識があるからこそ、明らかに露骨な表現も作り物として容易に受け入れる・受け入れさせることができますし、逆にそういう露骨さがないと注目を浴びない=人気が出ません。
モニカの不人気さはここにあるんだと思います。
作り物の中にいる等身大のキャラクターってどうしても浮くんですよ。
極端な言い方をすれば異分子ですからね。
そして普通異分子とは刎ねられるものです。
受け入れられなければそもそも異分子とは言われませんから。
私がバンドリを始めた頃とほぼ同時期に新規加入してきたバンドがモニカなので、もうちょっと頑張って欲しいという欲。
でもなんか公式からも見捨てられている感が否めないんだよなぁ・・・。
モニカで痛い目を見たから後発のバンド(=RAS)で巻き返したろ、みたいな考えがあるような、ないような。