きらら探求軍〜細々と息をするオタクの足跡〜

主にまんがタイムきららコミック、ウマ娘に関することをぼそっと書いています。ちょこちょこyoutubeにも投稿していたり。

自分のキングダムハーツ愛にイラっとしたので「KINGDOM HEARTS Melody of Memory」

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出し惜しみはして欲しくない。

 

 

 

私的3大タイトル

1本目に人気を得たゲームってのは大抵その後シリーズ物のとして展開することが当たり前になってきています。

私は結構飽きっぽい性格をしているものですから、そのシリーズをすべて追って遊んでいるタイトルというのが3つしかありません(これが多いのか少ないのかもよく分からないけど)

その3つのタイトルが

GOD EATER

ダンガンロンパ

そして

KINGDOM HEARTS(以降KH)

です。

特にKHにはどハマりしていまして、思い返せばPSP3DS、そしてPS4を買ったのはそれぞれの機器から出ているKHを遊びたいがためのことなんですよね。

そんなKHの最新作「KINGDOM HEARTS Melody of Memory」(以降MoM)も当然KHⅢのサントラとまとめてかったわけですが、本当の話、生まれて初めて新品で買ったことを後悔しています

ちょっとその辺りの恨みつらみをタラタラと書いていこうかと。

 

KHシリーズ初の”リズムアクションゲーム”

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KHはゲームのジャンルとしてアクションRPGになるので、そんな中異彩を放つリズムアクションゲームを銘打つMoM。

KHⅢのサントラ発売を心待ちにしていた人が多数いることからも分かる通り、KHシリーズは音楽での評価が高く、オーケストラツアーで世界を周ったほどです。

そんな音楽にスポットを当てたいがためのシリーズ初のリズムアクションゲームということだったのかもしれませんが、そもそも”音楽にスポットを当てる”その集大成がオリジナルサウンドトラックなわけで。

 

ここではスクエニの企みは一度放っておき、単純にリズムアクションゲームとしての良し悪し、そしてKHシリーズの中の1作としての良し悪しを語っていきたいな、と。

まず悪い点。

 

悪点その1”ノーツが見にくい”

私がよく遊ぶ音ゲーは、タブレットになってしまいますが、バンドリとdeemoの2つです。

個人的に勝手に”落ちモノ”と呼んでいる音ゲーで、タイミングよく叩くマーク”ノーツ”が上から降ってくる類のゲームです。

MoMもどちらかと言えばこれに類するゲームなのですが、とにかくノーツが見にくい。

というのもこのゲーム、ノーツがKH作中で出てくるエネミー(ハートレス、ノーバディ、アンヴァース)になっているんですよ。

凄くかさばっているの。

だから複数のノーツを短期間にリズムよく連打するように、ノーツが5、6個くらい固まって流れてくるとエネミーがかさばりまくって何回押せばいいのかがパッと見で全然分からない

おまけにそのノーツの判定もあいまいというか、システム的にあまりにもノーツが詰まっていると、タンを押してもその操作を受け付けないこともあります。

もはやゲームとして大きく破綻しているようにすら思えます。

 

悪点その2”曲を無視したノーツ配置”

一応このゲーム、過去のKHシリーズのサントラをベースに譜面を作っているはずなのに、時々そのベースの音楽のリズムを無視するようにノーツが流れてくることもあり、曲を知っている故にかえって遊びにくい曲があるという、音ゲーとしてみたらチンプンカンプンな事態が起こっています。

マジでイライラした。

 

悪点その3”そもそもつまらない”

これを言っちゃあお終いだ、ってことを言っちゃいますけど、そもそもこのゲーム、KHとか抜きに面白くないです。

操作方法が単純過ぎで、かつ流れてくるノーツにも曲ごとの個性みたいなのがほとんどなく容易にパターン化出来てしまうため、感覚的には音ゲーというよりほとんど作業ゲーに近いです。

 

悪点その4”ストーリーが薄い”

KHシリーズには、次回作の内容を匂わせるような内容のシークレットムービーという隠し要素があります。

これは次回予告というよりも今作と次回作との繋ぎの意味合いが強いように感じていています。

というのもそもそもKHシリーズはどの作品も同一世界上で繋がりのあるストーリーになっているからです。

それをゲームで描こうと思ったらかなりの時間を要するのは当たり前です。

間に時間が空けば、その間に興味・関心を失う人だっているだろうから、そういう人らを繋ぎ留めておくために、次回作の繋ぎとしてシークレットムービーを用意しているんだろうな、と考えています。

なのでシークレットムービーの内容は基本的に不明確であり(そうでなければ興味を惹けない)、決してメインを張れるような内容ではないということを明らかにしておきます。

 

KHⅢではこれまで続いていた”ダークシーカー編”を終わらせ、次の長編に繋がるような終わり方をしています。

その続きの話を描いたMoMのストーリーがどんなものだったのかと言えば、上記のシークレットムービー程度の内容でした。

繰り返しますと、内容は不明確であり、決してメインを張れない程度のシークレットムービーと同等の内容でした。

 

ユーザーなめてんのか?

話が薄すぎる。

1本の独立したタイトルとしては本当に薄すぎる。

味噌の入っていない味噌汁というか、味も触感もないガムというか。

そう言えば客から金を取れるような内容ではないことがお分かりでしょう。

 

散々悪い点を書いてきたので、それじゃあ次に良い点。

 

良点その1
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既存ユーザーを見ていないのでは?

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個人的に1番イラッときたポイントが”ニンテンドースイッチからも発売されていたこと”

KHシリーズはすべてのタイトルがPS4で遊べるし、PSP3DSを持っていない人ならば、その人は100%PS4持っているはずなんですよ。

そうじゃなきゃ遊べないし、私がPS4を買った最大にして唯一の理由がKHを遊びたいってことでしたから。

そんな環境を今まで作っておいてここでスイッチ版のリリース。

これは邪推ですが、

MoMは企画の段階で既存ユーザーのことをまったく念頭に入れておらず、最優先は新規ユーザーを獲得することだったのでは?

ダークシーカー編という1つの話が終わり、今後もシリーズを展開していこうと思ったら今が1番中弛みしてしまう可能性がある時

そんな時に中弛みどころか逆に勢いを増そうと思ったら、新規ユーザーの獲得に動くのは当然の帰結だと思います。

そのためかMoMではⅢに至る過去作のあらすじを語って聞かせ、ゲームの操作性も簡単に設計されています。

どんな人でも遊べるようにという配慮でしょう。

ただそのせいで既存ユーザーに向けたコンテンツが非常に希薄になり、肝心のリズムアクションゲームの要素も簡略が過ぎて音ゲーから作業ゲーに成り下がるという根本的な出来の悪さ

スクエニの思惑を達するために打った手がすべてものの見事に綺麗に自分の首を絞めている様が見えるようです。

 

自分のキングダムハーツ愛にイラっとした

今回こんな記事を書こうと思った最大の理由が”自分てやっぱりKHシリーズが好きなんだな”ってことを痛感させられたから。

賛否が分かれる作品で自分が”賛”の側にいた時、”否”の意見ってただただ耳障りじゃないですか。

MoMに関しては私は圧倒的に”否”の立場にいるはずなのに、他人の”否”の意見を聞いてムッと思った自分がいたことに驚きました。

どんなにクソだと言い張ってもそれでも私はKHが好きなんだなと痛感したからです。

私は良いものには良いと言い、悪いものには悪いと言える人間になりたいもので、そんな意思を持っておきながら、否定的な意見を聞いてイラっとしている自分にイラっとしてしまったのです。

なんかコンテンツに飼いならされているような気がして。

だからハッキリ自分の意見をまとめておこうと思い、この記事を書きました。

 

KHはねいいゲームなんですよ、絶対。

でも最近はスクエニがとにかく出し惜しみをしている感がものすごい

KHは2年に1回くらいのペースで新作を出しています。

これはリメイクも含めてです。

なので次に新作が出るとしたら2022年くらいでしょうか。

もし仮にこの年にKHⅢとRe;mind、それにMoMをまとめたKHⅢの完全版みたいなのを出そうものなら多分私はスクエニを爆破する

さすがにウソだけど。

でも愛想は尽きちゃうかも。

 

多分愛想を尽かすこともないか。

KH愛が憎い。