【フォワード8月号】もしかしたらフォワードの基準を変えたのかもしれない「観音寺睡蓮の苦悩」【感想】

地味に300本目の記事です、これ。

以下が目次です。

 

 

 

 

 

22年8月号『まんがタイムきららフォワード

今月号にはゲスト作が2本載っていますが、これらは一旦スルーしまして。

びっくりするくらい途中から勢いが失速した連載作について。

前々からいつか書こうかと思っていたのですが、その”いつか”が今来たようです。

 

観音寺睡蓮の苦悩

いやぁ・・・。

ビックリするくらい失速しませんでしたか、この漫画。

最初こそ百合要素強めのコメディ漫画と、非常にきらら読者と相性の良いスタートで、確実に強力なスタートダッシュができていたように思います。

でもなんでか、いつからかは分かりませんが存在感がどんどん薄くなっていき、ついに来月号のフォワードで最終回を迎えることとなりました。

というかもう4号くらい前から、

あぁそろそろ終わるんだろうな、この漫画

という雰囲気はありましたし、だからこそ書きたいこともあったのですが、来月で終了というのが確定した今、その”書きたかったこと”を書こうかと思います。

 

今と昔でフォワードは”変わった”

まんがタイムきららフォワードが独立創刊したのは2007年の8月です。

そのころのフォワードを私はもちろん知りませんのでその頃のフォワードと現在のフォワードとを比較することはできません。

でも確実に言えるのは私が読み始めた2019年8月号のフォワードと2022年8月号のフォワードは完全に別物だということです。

完全に私の主観になりますが、今のフォワードの方が圧倒的にバラエティに富んだ漫画雑誌になっているように思います。

ホラーあり、グルメあり、百合あり、アクションあり、空気系あり。

きららとか抜きに1冊の漫画雑誌として人に勧められる漫画雑誌になったと思います。

そう思えるのは例えば「最果てのともだち」だとか「さよなら幽霊ちゃん」だとか「アネモネは熱を帯びる」だとか。

方向性の違う漫画が高いクオリティで連載されているからですね。

これらの漫画は比較的連載期間の長くない、一時にまとまって連載が始まった漫画でもあります。

この新規連載陣の流れを生み出したのはあるいは「観音寺睡蓮の苦悩」なのかもしれません

昔のフォワードで「観音寺睡蓮の苦悩」に勢いを感じたのはこの漫画がフォワードの中でもっとも新鮮な漫画だったからなのだと思っています。

でもある時からその”新鮮さ”が損なわれていくことになります。

 

一度”異世界転生モノ”が流行れば類似作が世に出回るのと同じように。

一度きららに従来のきららから逸脱したような漫画が一定の評価を得ればやはり類似作がきららに出てくるモンなのです。

その”最初にきららから逸脱した漫画”はのちに基準となり指標となります。

「観音寺睡蓮の苦悩」然り「がっこうぐらし!」然り。

多分フォワードはそういう後続作に大きな影響を与えるような漫画が定期的に連載されているのでしょうか

なんとなくそんな気がしました。

 

まとめ

百合漫画として「アネモネは熱を帯びる」の台頭が大きかったんでしょうね、きっと。

期間単行本数は3巻なので最終巻は4巻になります。

個人的にフォワードの場合、3巻で終わったらそれは打ち切りエンドだと思っているので多分「観音寺睡蓮の苦悩」は打ち切り、というわけではないと思います。

ただ本当に作者が描きたいことを全部描き切ったのでしょうか。

だったら良いんですけどね。