【MAX9月号】違和感が三重貫入していませんか、その辺のところ「教えて!Xちゃん」【読切・ゲスト感想】
「ウルトラマントリガー」観ました。
見事に尻すぼみな作品でした。
映画は気が向いたら観ます。
以下が目次です。
22年9月号『まんがタイムきららMAX』
今月号のゲスト作にはイマイチピンとこないのしかなかったのでまた全体的に感想をぼちぼち。
こみっくがーるず
なんかホントに終わりそう。
今年中に終わります、って言われても納得できる展開なような気がしています。
最近気になるのは「ご注文はうさぎですか?」の終わり時っていつなんだろう? ということ。
一応時間という概念はある以上「きんいろモザイク」のように終わることは終わるんでしょうけど、終わる時の前後の展開が想像できません。
そんなごちうさとは正反対に終わりが見える「こみっくがーるず」は毎月毎月首を絞められる思いです。
蝶はなるなる育てられ!
微妙なゲスト作1発目。
きららの読者層をしっかり研究した上で描いているのか、もしくは単に自分の”好き”を描いているのかは分かりませんが、なんとも微妙な漫画だと、私は思う。
別につまらない訳ではない。
でも面白いか、と言われるとそうでもない。
とりあえず先に突っ込んでおきたいのはこの漫画内でいう「オタクくん」って何?
アイドルオタク?
もちろんここで「ガンダムオタク」だとか「カメラオタク」が出てこないのはさすがに分かりますよ?
でも「オタクくん」の「好き」なものとして挙げられた、
・黒髪
・色白
・守りたくなる虚勢
という要素と、「オタクくんが『彼女にしたい』対応の女の子」として描かれた「村上 鳴香(むらかみ なるか)」のキャラデザがイマイチマッチしているように思えないんですけど。
「オタクくん」ってそんなに守備範囲広い生き物でしたっけ?
話の内容的におそらく「アイドルオタク」よりの「オタクくん」だとは思いますけどそこを明言せずに「オタクくん」と一言雑にまとめるのは、非常に細かい私的な指摘ですけど、読んでいてそこまで気分のいいものではなかった。
だから微妙。
今時”オタク”って褒め言葉とも貶し言葉とも取れますから。
ちなみに「ウマ娘オタク」から言わせてもらうと先に挙げた「オタクくんの好き」はちょっと理解し難いですね。
作者はライスシャワーとか好きそう。
教えて!Xちゃん
1番”謎み”の深いゲスト漫画。
読んだ直後の感想を言語化するのにかなりの時間を要しました。
おそらくこの辺には読者と作中の人物との間にある認識レベルの差が如実に出ているのだと思います。
我々まんがタイムきらら読者は、例えばこのMAXに限れば、悪魔の娘がコンビニで夜勤バイトしていたり、女子高生がサキュバスになったり、マグロが人になったり。
そういう常識外れな人物が数多く登場する漫画を読んでいるのです。
そんな読者からすれば、この漫画に出てくる、
天空より舞い降りしジャッジメント 謎のX
なる人物が出てきたとしても、
まあ、いるんだろうね、そういうの。
と、どこか納得できる部分があると思います。
それを受けた漫画の主人公「節 きな子(ふし きなこ)」は、
ただの中二病ちゃんか
と納得するのです。
おそらくこの考えは正しい。
我々読者は変な方向に飼い慣らされてしまっているのです。
ただそれでも1つおかしい点を挙げるとするなら、当たり前のように学校指定の制服を着て、当たり前のように本屋で漫画を買う、頭に地球儀的なものをかぶって変な機械音を鳴らしているモノ、
これに対して、
ハーイ そこのお団子ガール
と声をかけるきな子も普通におかしいから。
なんかこう、序盤から器用に当たり前なこととそうでないことが貫入しあっているような構図が出来上がっているように思います。
読者目線で言えばきな子には危機感がない。
きな子目線で見ればお団子ガールには常識感がない。
そんなお団子ガールを追求するきな子の姿にもまた常識感がない。
見事ですね。
狙っているのかどうかは知らない、否。
絶対に私の考えすぎでしょう。
1つとても細かく描いたなぁと思うことがあって、それがきな子が左腕につけている腕章。
カメラを片手にしている訳だし、ご丁寧に自治体か何かに撮影許可をもらっているのかと思いきやまさかの”無許可”。
こんな細かいところまでよく描けるなぁ。
まとめ
とにかく「こみっくがーるず」。
先の展開が気になってしょうがありません。
やっぱり今年中に終わるのでしょうか。
こうやってきらら展陣営の作品が少しずつ終わっていくのですね。
「こみっくがーるず」が終われば最初のキービジュアルを飾った作品で連載中の作品は6作品となります。
減りましたねぇ。
というかこの記事中身がぐっちゃぐちゃだぁ。