ちょっと真面目にレビューしてみた「えるじぇり!」~だいぶ前から言われていたようですが・・・~
やっぱりipad proにはキーボード一体型のケースが必要かなって。
20年12月号『まんがタイムきらら』
もう明日には21年が顔見せする恐ろしさ。
ちょっと真面目にレビューしてみた「えるじぇり!」
この世に存在する悪魔たちを捕まえ退治するために下界に降りてきた天使”天音 絵瑠”が主役のコメディ漫画。
最近なんだか出来の良くない読み切り・短期連載作が多いというか、目に付くようになってきた現在の中で、ひと際輝いて見えた短期連載作の第1話です。
まず細かい感想はさておき、最近は天使らしくない天使とか、悪魔らしくない悪魔とかが流行ってんのかな?
逆張りっていうか(違うか)。
逆に天使らしい天使とか、悪魔らしい悪魔が出てきたら新鮮に感じるんじゃないのかって気が最近している。
次から細かい感想をつらつら述べます。
読み始め、それから最後のコマを読み終えた時に思った事は、
全力で読者を掴みにかかっているな
ってこと。
いや、それは短期連載に限らず長期連載だろうが読み切りだろうが当たり前の事なんですけど、この漫画はそれが実際に出来ている、ように感じる。
主人公の絵瑠は天使です。
しかしどうして天使である絵瑠がごく普通の学校に通っているのか、下界に降りてきているのか、その説明は最後の最後までされません。
最初のうちから状況説明を入れていないということです。
この描き方は私的には諸刃の剣の意味合いが濃くあるというイメージがあり、最後の最後に物語の基本事項・状況説明を入れると、
- 話に興味を惹かれて最後まで読み続ける人
- 話に興味を持てず飛ばし飛ばし読む人
と、2種類の読者が生まれます。
状況説明を最後に入れるってことは、そこにたどり着くまで”この漫画がどういった漫画か”が読者に伝えようがないので当然と言えば当然の分離です。
最後まで読者の関心を惹き続けようと思ったら、登場人物のキャラクターを最大級に活かし続けながら話を展開させていくほかに術がありません。
例えば「スロースタート」なんかを引き合いに出すと、単行本丸々1巻、”浪人”を匂わすようなワードや会話が出てこないと、それってもはや「スロースタート」なのか?って話になりますよね。
花名が高校浪人したってのが話の起点であり、軸なんですから。
今回の場合、絵瑠が天使であることを読者に強く意識させる必要があるわけですが、その点は難なくクリアしていますよね、この漫画。
コメディとしてみるなら、真新しいことなんて何1つ描いていませんけど、とにかくテンションが凄い。
例えになっているか分からないけど、全力の”ダンディ坂野”のモノマネを見ている気分。
計3話の第1話目としてみたら好スタートだと思う。
あと絵が好き。
なんかどっかで見たことがあるような気がするけど、このタイプの絵柄で漫画とかイラスト描く人メチャクチャ多いから多分気のせい。
同じきららだと「スイート マジック シンドローム」とか(違うな)。
終始明るいテンションで話が続くもんだから、2話以降に出てくるであろう悪魔もそんなに悪い奴じゃない気がしています。
個人的にそれはそれでどうなの?って気はしますけど、それが流行りならしょうがない。
でも逆にオモクソ悪魔らしい悪魔が出てくるのもそれはそれで?みたいな。
だいぶ前から言われていたことのようですが・・・
私、低頭身のキャラクターが好きで、特に2頭身のキャラターが好きです。
カワイイモノが好き。
なのでバンドリなんかだと、特に用がなくともエリアマップで動くキャラクターを眺めているのですが、
こころのサイコっぽさヤバない?
あまり掲示板とか見ないので知らなかったのですが、前々からそう言われていたらしい。
目が怖いんだよ。
ランランとしすぎなんだよ。
最近はもっぱらチュチュに心酔中。