【きらら7月号】「ゆあわんらいくす」とゲスト連載にはなくて然るべきスピード感【読切・ゲスト感想】
これがポケモンのニュースタンダートですって言われたら困惑するけど。
以下が目次です。
22年7月号『まんがタイムきらら』
来月末にようやっと2巻が出るんですね、「けいおん!shuffle」。
ちなみに「けいおん!shuffle」の1巻が出てから2巻が出るまでの間にきららでは「はなまるスキップ」の連載が始まり、連載が終わりました。
「HUNTER×HUNTER」かな?
ゆあわんらいくす
なんとも内容の掴みにくいゲスト漫画でしたねぇ。
素直に感想を書きたくなったので書いていきます。
ちなみに言っておきますと”酷評”です。
内容が掴みにくい
先にも書きましたがとにかくこの漫画は内容が掴みにくい。
もっというと主題が分かりません。
同じくきららで俗に空気系とも言える漫画の代表格に「ゆゆ式」があるように思います。
確かにあの漫画は途中から読み始めるとこの漫画が一体どのような漫画なのかを一言で言い表すことは難しいでしょう。
でも「ゆゆ式」はアニメ化されていますから。
いまから「ゆゆ式」読んでみよって人は大抵このアニメを観て興味をもった人でしょうし、だとすれば少なくともこのアニメがどんな感じのアニメか、そしてどんな感じの漫画かをある程度理解して読み始めることでしょう。
そうなるとこの漫画の面白さも容易に理解できるのです。
しかし「ゆあわんらいくす」の場合は完全新規のゲスト作。
事前にこの漫画家を知っていて、かつその人が過去に何かしら作品を発表しているのであればこの漫画の雰囲気を掴むことは難しくないでしょう。
しかしここ”きらら”というフィールドはジャンプやサンデーと違いという万人が足を踏み入れるようなフィールドではありません。
少なくとも私はこの漫画家”白花るい”先生を存じ上げません。
さほど興味を惹かれるような雰囲気でもありませんし、とにかく異常なほどゆっくり展開する漫画だなぁと思ってしまいました。
これは『連載作』がやることでは?
上に貼った画像のように作者はなにか良さげなことを書こうとしているのだろうと言うことが作中随所に見受けられます。
でもそういうのって「ゆあわんらいくす」のようなゲスト連載作ではなく登場人物のキャラクターが読者の中で固まっている「連載作」がやることでは? と思いました。
例えばこのセリフ。
このセリフを言っているこの子。
この漫画をよく知らずにこの記事をご覧になっている皆様はこの子がいったい何者か知らないことでしょう。
安心していただきたい。
漫画を読んでいた私にすらよく分かりません。
漫画1話を通して読者が分かることは、
- 名前が「天宮ルナ(あまみや るな)」ということ
- 2枚目の絵に写っている「柊ユア」の同居人であること
- ユアより1歳年上だということ
以上です。
4コマ1本で説明できそうなことを1話かけてしていたんですね。
ゆっくりにも程があるってモンです。
おまけに良いセリフを書きたいって雰囲気だけはバシバシ伝わってくるんですけどその内容が抽象的すぎてまったく入ってきません。
ここまで抽象的だと汲み取る気も起きないです。
なんとなく「宇宙兄弟」の凄さを改めて実感しました。
入り込めるほど登場人物のキャラクターを掘り下げるでもなく、その上で抽象的な”なんか良い感じの言葉”が並ぶ漫画に面白さを感じる要素がありますかという話。
いやぁあんまり面白くなかったなぁ・・・。
まとめ
個人的に1番びっくりしたのが「むすんで、つないで。」で神隠しの話題にガッツリ踏み込んできたことです。
もう作中で深く語られることはないように思っていました。
それこそ最終話近くくらいにならないと語られないだろう、とも。
あと今月号に載っていたゲストは「ゆあわんらいくす」含めて全部奮っていませんでしたね。
「はなまるスキップ」の穴埋めはどうするのでしょうか。