【徒然】改めて「ゆるキャン△」を読んでいたらやっぱり売れる漫画は頭から違うなぁと実感した話【雑記】
アニメ3期に備えて。
以下が目次です。
ゆるキャン△3期のはなし
アナウンスされたのは随分前のことですが、今更ながらこの辺のおはなしをしましょうか。
これまでのきらら系列の作品の中でテレビアニメが3期まで制作されたのは「ご注文はうさぎですか?」以来の2作品目となります。
「きんいろモザイク」もOVAは結構出ていますけどアニメは2期止まりなんですね。
1クール計13話が基本のきららアニメですから、放送された話数の合計だけを見れば「けいおん!」も実質3期までやったと言っても良いんですかね。
「けいおん!」の2期「けいおん!!」のみきららアニメの中で唯一連続2クール放送されていますから。
ここから本題。
いつ放送されるかもわからないアニメ3期に備えて漫画を頭から読み始めました。
アニメ1期、2期を見直しても良いんですけどね。
やはりこれからアニメ化されるであろう部分のストーリーも再履修したいですから。
そんなわけで頭から読み直しているんですけど、改めてヒットした作品を読み直すと、やっぱり売れてる漫画は最初から違うんだなぁと痛感しました。
今回はその感想のおはなし。
頭の3話で漫画の方向性は決まっている
最初の3話の展開をざっくりまとめておきましょう。
なぜ3話かというと、ゲスト掲載作が基本的に3話掲載でそこから人気があれば連載、もしくは4話目、5話目の掲載と展開が進んでいくからですね。
そんなわけで3話の展開をざっくりまとめると、
- 本栖湖キャンプ場にてリンとなでしこの出会い
- なでしこは野クルと出会い、リンはカップ麺以外の「キャンプ飯」に意欲を示す
- ふもとのソロキャンガールリン、キャンプ場を散策。のちになでしこが合流しお鍋のお誘い
といった感じ。
こうやってみると今の「ゆるキャン△」を構成する材料、すなわち「キャンプ」「キャンプ飯」「散策」は頭の3話でしっかり描かれているんですね。
おまけに無駄な人物の説明描写がないのも良いです。
話を進める上で本当に必要な情報を載せているって感じがいい。
1話目時点じゃリンの名前すら出てきませんし、なでしこは苗字も併せて表記はされますけど「各務原」なんて字、すんなり読める方が珍しいくらいなんじゃないですか? 知らんけど。
なんでそんなことを思うのか
別に「ゆるキャン△」に限った話ではありません。
というかきららに限った話ではありません。
最近じゃ漫画アプリでの連載もある故に一言に連載と言ってもその形態はいくつかあるのでしょうが、こと商業誌での連載に限って言えばやっぱりアニメ化するほどヒットした作品の1話目、2話目のテンポ感や世界観の導入のスムーズさがハンパない。
直近きらら4誌のゲスト作の感想をぼちぼち書いているのですが・・・。
やっぱり面白い漫画と面白くない漫画のスタートダッシュからして差が大きい。
無駄にグダグダ説明を入れたり謎吹き出しによる自己紹介はやっぱり蛇足感がハンパないのよ。
やっぱり面白い漫画を描くためには面白い漫画を読む必要があるんだなって。
そう思いましたとさ。