これこそ”空気系”と呼ばれるべき「ばっどがーる」 ~眺めるだけで余生を過ごせそうなカバコレvol.4~
頭痛はテンプレ。
21年2月号『まんがタイムきららキャラット』
似たようなキャラなら山ほどいる。
これこそ”空気系”と呼ばれるべき「ばっどがーる」
今月号から計3話の短期連載が始まった今作。
個人的にものすごい注目株。
”なんで?”ってそりゃこの漫画がものすごい空気系だからです。
あらすじをまとめると、
学園のアイドル的存在の風紀委員長”水島 亜鳥”に憧れる絵にかいたような良い子”優谷 優”が水島 亜鳥から注目を集めるべく努力を重ねる
そんな漫画。
要は優が好きな人に見てもらいたいという承認欲求を満たすというだけ。
でもそんな、日本と言わず自分が住んでいる地域を探せばどこかにありそうなシナリオだからこその空気系。
それだけじゃなく、この漫画には主人公らしい主人公が存在しません。
間違いなく優が主人公なのですがこの主人公には特筆すべき点がほとんどなく、強いて挙げるとするのなら良い子であるということくらい。
シナリオに癖のある漫画(「まちカドまぞく」や「あんハピ♪」)なんかなら主人公に強烈なキャラクターが必要です。
そうでなくちゃシナリオや他の登場人物のキャラクターに存在そのものを喰われかねないからです。
でもシナリオに特筆すべき特徴がなければ、主人公に過度なキャラを付与すると悪目立ちする可能性し逆にシナリオや他の登場人物のキャラクターを喰ってしまうこともあるかもしれません。
主人公もまたモブである
特別な人間なんてそういるもんじゃない
ってのが空気系の人物全員にあるべき要素だと思っているので、そんな私からすればこの漫画は正真正銘の”空気系”です。
最近じゃ”空気系”と言ってもキャラクターが立っている漫画が増えているような気がします。
それはそれで面白いし、どっちかと言えばこっちが主流のような気もしますけど。
でも少しは”見て面白い”漫画ではなく”読んで面白い” が増えても良いと私は思うの。
「ばっどがーる」という悪っぽさを出したいんだけど根の真面目な部分がにじみ出てしまっているようなひらがな表記が凄く好き。
眺めるだけで余生を過ごせそうなカバコレvol.4
CDを買うにしてもシングルは絶対に買わず、アルバムを買う人です。
アルバムを買ったとしてもそれをスマホに取り込むのが面倒くさくて結局アルバムすら買う気が起きないんですけど、2月24日にカバコレvol.5が出て、しかも
- 初回分生産限定特定スリーブケースが魅力的
- 収録曲が魅力的
- もうほぼましろがセンターなのが魅力的
と、魅力が溢れていたのでスマホに取り込む面倒くささとか、そもそもCDを聴く機械がないこととかは一度置き、とらのあなで予約してきました。
あときららファンタジアの画集2冊目を買うついでにアニメイトにてカバコレvol.3とvol.4を買ってきました。
運が良いのか売れ行きが悪いのか、どちらも初回生産分が残っていました。
vol.3も良いけど特にvol.4の限定スリーブケースが良い、というか愛い。
やっぱり時代は低露出なのよ。
あと友希那とレイヤの2ショットがものすごく好き。
いやぁ・・・愛い。