これぞ王道4コマ漫画って感じの「あなたを手懐けたい」~Now loading…~
まちカドに休載されるとちょっと力抜ける感。
21年3月号『まんがタイムきららフォワード』
最近我流の描き方を身に着けたであろうモトカズ先生は、最初はカヅホ先生作「キルミーベイベー」に影響を受けて絵を描き始めたようです。
創作系の仕事って誰かの仕事に感化されて始めてみようと思う人が大抵だろうし、そのうえで結果を残せる人って少数だろうから、その点やっぱりモトカズ先生ってすごいなって思う今日この頃。
そして今月号のフォワードにもまたカヅホ先生の影響を受けたであろう漫画家の作品がゲスト作として掲載されました。
これぞ王道4コマ漫画って感じの「あなたを手懐けたい」
動物なら簡単に手懐けることができる””がクラスで席が隣の””を手懐けようと画策するこの漫画。
全編通してとにかくカヅホ先生の影響を受けて漫画を描き始めたんだろうなぁという印象が強め。
例えば髪の毛の影(?)の落とし方とか。
例えば人物が1対1で向き合った時の構図とか。
例えばアイテムの見せ方とか。
最後のはこじつけかもだけど、そうだとしても全体的に「キルミーベイベー」に引っ張られている感はすごいです。
ただ先程も書いた通り、誰かに憧れて漫画なり絵なりを描き始める人は相当数いるだろうし、そういう人の描いたモノが憧れた人の作風に引っ張られることなんて当たり前のことでしょう。
作風が誰かに似ているとかどうでもよくて面白ければ正義、そうでなければ悪。
それくらい簡単に考えた方が幸せになれると思います。
で、この漫画が悪か正義かと問われれば、まあ正義なんじゃないかなと。
普通に面白かったし綺麗な4コマ漫画だなぁとも思いました。
4コマ漫画と言っても本当に4コマで完結している漫画は皆無です。
それこそ新聞に載っているような、そもそも掲載スペースに限界があるような漫画くらい。
それを踏まえた上で私の中で4コマは、
- 最初の1コマ目から最後の4コマ目まで物語の繋がりを強く感じさせる4コマ漫画
- 繋がりはあるんだけどそこまで物語の連続性を感じさせない4コマ漫画
の2種類に分別されています。
かなり無理矢理端的に言葉に言い表したので文面からは察しにくいことでしょう。
なので長々と書かせてもらうと、4コマ1セットとして、
"1セット目の4コマ目"が"2セット目の1コマ目"の"起の起"になっている。
つまり各セットが起承転結で纏まっており、かつ結が次のセットの起の起爆剤となっている4コマ漫画が、先程挙げた2種類の4コマ漫画のうち、後者に当たる漫画で、かつ「あなたを手懐けたい」はこっちタイプの漫画です。
これは私の4コマ漫画に対するイメージ、というか先入観の話なのですが、4コマ漫画の最大の強みは物語の骨子となる起承転結を最小単位で纏められることにあると思っています。
前者タイプの4コマ漫画、例えば「まちカドまぞく」や「NEW GAME!」ってぶっちゃけ4コマ漫画という形式を取る意味ないよね?
頭から終わりまで物語の繋がりが強くなると4コマ目で一切オチないセットもあったりして、別にそれはそれで全然問題ないし、問題がないからこそ上記の2作品は売れているわけで。
ただ4コマという制限を取っ払った方がもっと活き活きと表現できるような気もして、それってちょっと勿体無いなぁって。
ベストパフォーマンスを発揮出るのは4コマ漫画という形式ではないと思われる4コマ漫画が前者タイプを占めていると思います。
といってもこの考え方自体古臭いような気もするし、そういうタイプが今のメジャーなのかも知れないけれど。
でもだからこそ「あなたを手懐けたい」は私の理想的な4コマ漫画だったし、相当この漫画の作者すぬぎ先生は4コマ漫画を読んできたんだろうなぁというのがよく分かるゲスト作でした。
まさかそんな4コマ漫画をキャラットでもMAXでもなくフォワードで読めるとはねぇ・・・。
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池袋のゲーマーズは凄まじい金食い虫だと思っています。
5分滞在するだけで万単位で浪費する自身がある。
直近は本当にきらら<<バンドリ。
熱量が凄まじい。
でも恐ろしいほどにD4DJには興味が湧かない不思議。
本当は"Morfonica"の2ndシングルを買いに行ったんですけども、特典に釣られてまったく関係ないヤツ買っちゃった。
やったね!!(ヤケクソ)。
チュチュ様の吸引力が凄まじい。
ブラックホール並みに視線を持っていかれてしまいます。
魅力的なキャラだからね、仕方ないね。