きらら探求軍〜細々と息をするオタクの足跡〜

主にまんがタイムきららコミック、ウマ娘に関することをぼそっと書いています。ちょこちょこyoutubeにも投稿していたり。

【フォワード9月号】いろいろツッコミどころ満載のゾンビ?漫画【ゾンギャル】

 

 

 

 

 

21年9月号『まんがタイムきららフォワード

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まだ今月号のキャラットは読めていないのです。

やっぱり「まちカドまぞく」が載っていると読むのにエネルギー使うんですよね。

ということで今回は軽め軽めな感じの記事です。

 

ゾンギャル

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まったく根拠のないただの推測ですけれど、この漫画の作者は、

陽キャを勘違いしている陰キャ

か、

若者を勘違いしている中年

のどちらかなんじゃないかって気がしています。

題材はある意味フォワードでは馴染みのあるゾンビモノ。

これに少し捻りの効いた百合要素をねじ込んだ、そんな感じの漫画でございます。

この漫画、スタートからエンジンフルスロットル。

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趣味のゾンビ映画で得たゾンビ生成の儀式だとかゾンビパウダーだとかそれの黒糖タピオカ割りだとか1コマ1コマのセリフがやたら濃い

つうか死んでるんだから肺の機能も死んでるんだしストローじゃそのタピオカ入っていかないでしょ

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そうやって蘇生したゾンビ「和多樫もぐ」とネクロマンサー「加護ゆいな」の同棲生活が描かれます。

凄いことにゆいなはもぐと同棲するために家を出て一人暮らしを始めているんですよね。

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個人的にそれ以上に凄いと思うのはゾンビになった事を殆ど意に介さず、”大好きな親友ゆんちゃん”に飼われているもぐのメンタルだと思うんですよ。

NON STYLEというお笑い芸人のネタの1つにもしも話をテーマにしたものがあって、

その中で、

Q. 翌朝背中から翼が生えてきたらどうする?

A. 切除する

Q. 翌朝女の子になっていたらどうする?

A. おかんに相談する

と、こういうくだりがあるんですね。

元も子の無い話ですが、それでも現実的でかつ堅実な対応と言えるでしょう。

普通自分の日常生活に反するものがあればそれに対し拒絶するのが人間の当然の反応と言えるはずなのに、もぐに関しては、

ゾンビになりおそらく家族とも友人とも会えず、まともに外を出歩くことすらできない

というネガティブな要素が、

大好きな親友のゆんちゃんと同棲できる

というポジティブな要素で相殺どころかおつりがくるっていうメンタリズムね。

いや狂いすぎじゃね?

多少はゾンビになってしまったことに対する悲哀が見られても良さそうなモンなのに最後の最後までそんな様子は見受けられず。

 

ところでゾンビという存在がここまで感情表現を豊かにするとは思いもしませんでした。

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百合を愛するおよそのネット民が自分好みの漫画なりイラストなりを見つけた時は胸中こうなっていることでしょう。

生身の人間では到底なしえない文字通り体を張った感情表現というのは面白いですね。

まあゾンビって言ったら無感情・無表情・単細胞たイメージが私にはありますから、そういう固定概念とのギャップが大きかったということでしょうか。

 

総括すると良くも悪くもツッコミどころ満載なゲスト作でした。

それだけ。