【きらら11月号】「異世界ジョブハント」とか「はやく猫になりたい」とか色々感想を書く【読切・ゲスト感想】
今になってゴッドイーター3を遊び始める(正確には再開)ヤツ。
以下が目次です。
22年11月号『まんがタイムきらら』
「星屑テレパス」がアニメ化という、正直まったく驚きのないニュース。
どうでもいいけど「星屑テレパス」を見るとまんがタイムきらら展in名古屋で「星屑(ほしくず)テレパス」を「星雲(せいうん)テレパス」と呼んでいた男二人組を思い出します。
現代人は確実に漢字を読めなくなっています。
異世界ジョブハント
この漫画はですね、面白かったです。
えっとですね。
面白かったです。
これくらいしか言えることはありません。
だって内容的に全然進展していないんだもの。
ざっくりあらすじをまとめましょう。
就職活動に苦労する女子大生が何の因果か異世界に転移し、その先でまた就職活動をする。
輪廻転生、体は就活でできていた女子大生「因幡 うづき(いなば うづき)」が主人公の漫画です。
私も就職活動をした身ですからなんとなくわかりますが、おそらく因幡の就活がうまくいかないのは自己分析が全然できていないからでしょう。
私も因幡と同じような大学生活を送っていましたし。
とかいう漫画の登場人物に対するマウント取りはさておき。
この漫画、とりあえず就職活動をメインにおいた漫画であろうとことは今月号の内容、そしてタイトルから何となく察せます。
就活の場は異世界。
とりあえず現世ではうまく就活できなかったことをオタ活のせいにしていますが、これは因幡の人間性を端的に表しているのか、あるいは異世界での就活に活かしてくるのか。
それが2話目以降の主題となってくるでしょう。
というか後者じゃなかったら漫画的に成り立たなくね? とも思ったり。
はやく猫になりたい
感想2本目です。
この漫画も今月号で2話目です。
1話目の時点で「あ、なんかこの漫画良いな」と思いまして。
2話目を呼んで「あ、やっぱり良いなこの漫画」と思いました。
という訳であらすじの方を。
女子高校生の「岩屋 咲良(いわや さくら)」。
女子小学生の「赤木 小幸(あかぎ こゆき)」。
毎日お願いをすることで願いが叶うと噂に神社で二人が願うのは共に「生まれ変わったら猫になりたい」。
でもその動機が両極端な二人が主人公のこの漫画。
明らかに大人であるべき岩屋よりも小学生の赤木の方が精神的に大人っぽいというか、どこか達観している感じが何となく「私に天使が舞い降りた!」と通ずるものを感じます。
よくよく見比べてみたら「赤城 小幸」と「白咲 花」は似ている?
ま似てないことはないですけど今日日日本の漫画に出てくる黒髪小学生なんて大抵こんな感じでしょう(ド偏見)。
似てたから何だ? って話ですし。
多分この漫画が好きなのは私がいわゆる大団円的漫画が好きではないからかもしれません。
この漫画はどう転んでも完全なハッピーエンドにはなり得ない気がしています。
昨今いわゆる異世界モノの漫画が増えているのは、その異世界に対して強烈な希望を胸に馳せている人が多いことの表れなのかもしれません。
言ったら現世での生に疲れていると言いますか。
理想の世界に生まれ変わりたいという願いが少なからずあるのでしょう。
そして人は誰だって輪廻転生を疑いません。
一度は生まれ変わったら何になりたいと思ったことはあるでしょう。
大抵その生まれ変わりたいものには憧れの対象だったりします。
これらはこの漫画の赤木然り、岩屋然り。
赤木の場合は前者の理由、岩屋は後者の理由で猫になりたいと思っています。
そのためか1話目では強烈な一言を赤木は発しています。
これはシンプルにツッコミどころでもあるのですが、「来年願いが叶ったら死ぬ」というか、願いが叶ったらどっちみち死んでますよね。
猫になることが願いなんでしょう?
もしくは猫になって死にたいのか。
この辺、赤木がどうして猫になりたいのかが詳しく書かれていませんし、その辺が3話目、もしくは仮に連載されるとしたら最終話付近での主題になるのでしょう。
個人的にこういう漫画は3話でパッと終わってもらった方が後味は良くなる気がするので来月号が最終回だと良いんですけど。
まとめ
やっぱり今年はきらら展はやらなそうですね。
ちょっとがっかり、した反面少し安堵した感。
決してきらら展関連の出費は安くないですから。
来年の独立創刊20周年関連のイベントに期待しましょ。