24 まちカドまぞく~小倉は暫定まぞく~
こんにちは、iPhoneXを使い始め幾ばくか。フリーサイズの手帳型ケースに興味惹かれまくりのナナシです。「まちカドまぞく」のやつ買っちゃおうかな・・・?
あと重い腰を上げてようやく「COMIC FUZ」の月額プランを契約しました。これからはアナログとデジタルの二刀流で頑張ります。
Re:まちカドまぞく
前回の記事を私は、
- アニメは11話まで視聴
- 単行本は2巻まで読了
という状態で「小倉が何者か?」と言う点に重きを置いて書いていました。
単行本は2巻までは先にアニメを見ていて内容を把握していたためか、それほど衝撃みたいなものはなかったのですが、3巻以降はとにかく1冊1冊の密度がすごい。特に3巻。多分1、2巻もそうだったのでしょう。アニメから入ったのは失敗のような気がするの。
登場キャラ数も増え、ますます小倉のヤバさ加減に拍車がかかるようになります。
なのでここで改めて「小倉が何者か?」と、前回と全く同じコンセプトを全く異なる量の知識を抱えた今、考察してみたいと思います。
Re : 小倉はまぞく?
小倉と他己紹介
光闇とか関係なくまず小倉しおんってどんな人なのかを見ていきます。
アニメでもあったように多少倫理観には欠けているもののそれ以外の成績は優秀。テストの成績は学年トップです。ただインドア派な為運動系全般は苦手そう。
初めは一見、一般人ポジションだったのにシャミ子に「魔力がゴリゴリにあがりそうなオリジナル漢方」を飲ませたあたりから怪しくなり、今では立派なまぞく関係者です。ただの女子高生は杏里ちゃんだけになっちゃったよ。
小倉の特徴として、
- シャミ子の住むアパート「ぱんだ荘」の屋根裏に住んでいる。
- まぞくがらみの事になると人の話が聞こえなくなる。と言うか聞いているようで聞いてない。
- ゾンビ対策マニュアル作戦委員会所属
というのが挙げられます。これだけ見ればただの変なオタクって感じなんですけどね。
シャミ子たちが通う「桜ヶ丘高校」では生徒には各委員に入る事が決定づけられており、また学校側が必要性を認めた場合に限り新たな委員会を作ることも可能です。
そのため保健委員や体育祭準備委員のようにありふれた委員会から「人体標本磨き委員会」や「つるむらさき栽培委員会」のような独自性の強い委員会も多数存在します。
ちなみにシャミ子は保健委員会。桃は「ねこに群がられ委員会」。
「桜ヶ丘高校」ってどこかで聞いた事がある校名だなぁと思ったら「けいおん!」に同名の高校が出てた。ありがちな名前だよね。
3.4.5巻を読んでいて特に気になった事を順次上げていきます。
まず1つ。
小倉とせいいき桜ヶ丘
単行本5巻58話「封印はつらいよ③ リリスさん漢気の夜」からの1コマ。
「まちカドまぞく」って物語の始まる時期が中途半端なんですよね。「けいおん!」や「NEW GAME!」のように新学期、新年度から始まってないからです。これはそもそも話の内容的にその点はそこまで重要ではないからでしょう。だからこの点に付け入る隙があるのです。端的に言うと「小倉はいつからせいいき桜ヶ丘に住んでいるのか」という事。既に最初から当たり前のようにいましたけどもしかしたら小倉は転入生の可能性があり得るという事です。
そもそも「せいいき桜ヶ丘」が今の様に光と闇の一族がゆるく共存できるようになったのはいつからなのかという話。
その前に1つ、この作品における「魔法少女」の基本設定について。
「まちカドまぞく」に出てくる魔法少女はもれなく魔法少女としての素質を持った少女が光の巫女と契約する事で成る事が叶う存在なのです。この時肉体のほとんどをエーテル体に置き換えられ、そのエーテル体を纏めるコアが生まれます。魔法少女は魔力を大量に放出すると体の維持を保てなくなりエーテル体が散り、コアが剥き出しになります。このコアは静物だったり動物だったりするようです。コアが無事なら再びエーテル体を再構成する事が可能な様で、実際にその様な描写は作中には出てきていませんが例えば傷の治りが早かったり、逆にエーテル体同士で争ってできた傷は治りが遅かったり。そんな普通の肉体にはまず見られない特徴が見られます。
桃の義理の姉、千代田桜は今エーテル体を散らし、コアをシャミ子に託しています。
コアをシャミ子に託したのが10年前の年末、シャミ子が5歳の時です。そして桜が最後に人前に姿を見せたのはこれまた10年前の12月25日。もちろんこの時シャミ子と言うか優子は5歳です。そして小倉はシャミ子と同級生なのだから当然この時は5歳だったはず。
となると桜は少なくとも10年以上前から「せいいき桜ヶ丘」を護ってきたという事になりますよね。それが具体的にどれくらい前からなのか、作中からでは推察すると、まずシャミ子は「せいいき桜ヶ丘」生まれではありません。幼少期に母聖子と父ヨシュアに連れられてやってきています。つまり妹の良子は「せいいき桜ヶ丘」生まれになります。優子が5歳の年末の時に臨月だったそうでかつ良子の誕生日が1月7日である事からこの姉妹の年齢差は5歳になります。聖子は「せいいき桜ヶ丘」に来る前ではなく、来た後に良子を身篭ったらしいのと、当時の「せいいき桜ヶ丘」が今以上に殺伐としていた、つまり簡単に腰を据える事が出来なかったであろう事を考慮するとおそらく2年ほどは良子を身篭らまでに時間を要したとします。するとこの時優子と小倉は3歳程になります。
さて、ここまで年齢の話をしてきたのは小倉が町に後からやってきたのではなく良子の様に「せいいき桜ヶ丘」で生まれ育った可能性もあるからです。
私は3歳の頃の記憶はほとんどありませんし、ましてはその時の町の雰囲気なんて知る由もありません。それは殆どの人がそうでしょ?
でも今回はこの可能性は考慮せず、町の外から来たとします。それは小倉の生活環境の変化が根拠にあります。ご存知の通り今小倉はいつの間にかサラッとシャミ子宅の屋根裏に住んでいる訳ですが、屋根裏に住む前にはまた別に住んでいた場所があるはずです。私は自分の娘が廃墟チックなボロアパートの屋根裏に住む事を了承する親がこの世にいるとは考えたくありません。1人住まいだから自由に住処を変えられたと考える訳です。桃のように幼い頃に親と別れた可能性もありますけど、そもそも小倉の両親について何も言われてないのでやはりこれも考慮しません。
小倉と魔法少女
前回の考察では主点に置いていた(つもりの)どうして小倉は新たな魔法少女との接触を拒むのかという話。
仮に小倉が光の一族側の人間だった場合、別の魔法少女との接触を拒むのは、相手の魔法少女と面識があり、あまりよろしくない思い出があると考えるのが1番自然な考え方だと思います。つまり特定の魔法少女に忌み嫌われているかもしれないという話です。
ただ紅という魔法少女がやってきた時、その魔法少女の名前や特徴を知らない上で会う事を拒んでいたました。仮に特定の魔法少女から身を潜めているのなら新しい魔法少女がやって来たとなったらその魔法少女の特徴を根掘り葉掘り聞き出し、その上で身の振る舞い方を考えるはずです。しかし小倉はそのような事は全くしておりません。
それならやはり小倉は闇の一族関係者で、その為過激派かもしれない新たな魔法少女との接触を拒んでいたと考えるのが1番無理がないでしょう。
小倉とオカルト
そしてあまり面白くない、いやかえって面白いかもしれない話ですがマジで小倉はただのオカルト大好きな一般人である可能性の話です。
なんでも魔術というのは学問であり誰でも学び、得る事ができるのだそうで。
今の化学や物理学も元を辿れば錬金術にたどり着きます。本来錬金術とは「炭のように安価で価値のない物を金のように高価で価値のある物に作り変える」事を目的とした立派な学問です。料理も錬金術みたいなものですよね。実際錬金術は台所から生まれた学問だという説もありますし。
物を作り変えるには「作り変える」という動作はもちろんその物を「よく知る」必要もある訳で。こらが2つの学問に分かれて「よく知る」方が物理学。「作り変える」方が化学となります。どちらもその学問を簡単に言い表しているでしょう?
だから単にありあまる知識から来る好奇心を満たす為に、つまり半ば遊び感覚でオカルトを研究しているかもしれないのです。だってゾンビ対策マニュアル作戦委員会所属だよ?
ただこの場合小倉の意味深な発言が全く意味のない発言に成り下がるし、爆破オチとか夢オチレベルに面白くないのでこれはなかった事に。良いよね?
ところで私はふとした瞬間に豊かな表情を見せる、そんな桃が好きです。
でも天然には勝てないっていう。
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「COMIC FUZ」とほぼ同じ時に契約したサブスクリプションがあってそれが「Amazon music unlimited 」
元々定額制の音楽サービスに興味があって私自身ヘビーなamazonユーザーなのでちょうど良いかなって。
「まちカドまぞく」のサントラが聴けるぞ。op,edも聴けるぞ。
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