62 まちカドまぞくを真面目に考察してみるその2~まちカド的グシオンと暗黒役所について~
「ひだまりスケッチ」9巻の発売が4年前ってマジ?
※この記事は5000字オーバーの長文です。
なので目を通すのがかったるいのであれば目次にある「考察まとめ」だけでもご覧ください。
前述
前回⇒55 まちカドまぞく考察部隊その4総集編~結論!小倉は・・・~
前回の記事で小倉は(不明)について知ることが目的だ、と結論付けました。
が早々ですが今回の記事でその結論を撤回したいと思います。
20年5月号『まんがタイムきららキャラット』
表紙の一言は「目がかゆい… さては、春が来たね?」
風流。
最近は流行り病のせいでマスクを手放せない日が続いているため実感できませんが、確かに今は花粉が飛び交う季節なんですよね。
最新話 まちカドまぞく
今回も内容について触れる事は省略します。
気になる人は『まんがタイムきららキャラット』を買うか単行本6巻が出るまで待つと良いと思います。
まちカドまぞくを真面目に考察してみる
今回の考察は大きく分けて2つ。
- 小倉とグシオン
- 小倉と千代田桃
- 暗黒役所と千代田桜
この3つについて見ていきたいと思います。
小倉とグシオンの間柄
前回の記事で小倉=グシオンとしましたが、この書き方は少し語弊があるような気がしています。
というのも、
- 小倉がグシオンのことを「グシオンちゃん」と明らかに他人を呼んでいる風
- 小倉が持っている本を小倉は「グシオンの正体」と言っている
ということから小倉はグシオンではなくグシオンを使役している状態と見る方が自然のような気がします。
でも自分をちゃんとグシオンと名乗ることもあるので使役と言うより共存状態なのかも。
イメージは「ハリーポッターと秘密の部屋」に出てきた「トムリドルの日記」みたいな。
とするとグシオンと小倉を書き分ける必要が出てきてヒジョーにメンドクサイ訳ですが、まあ。
頑張ります。
あとシャミ子が話しているグシオンと名乗る小倉と現実世界で黒魔術を研究している小倉はまったくの同一人物と言い切れない状態にあるのでますますメンドクサイ。
この点については追々。
グシオンと千代田桃の昔話
- 世界を救えなかったという「結果」を見て落ち込む
- 6年前に戦ったという「経過」を思い出して落ち込む
まちカド的グシオンの能力
前回の記事に次の話でグシオンの能力の詳細が出るだろうと書いていましたがやっぱり出てきました。
自己紹介で終わったのだから次に能力紹介がされるのは当然の流れです。
小倉曰く
人並み以上に高い推察能力を持っている
とのこと。
つまり知は知でも「蓄積」ではなく「展開」することに特化しているということです。シャミ子の内心を読んだりしていました。この辺は魔族学的グシオンと結構違います。
ちなみに魔族学的グシオンと違う点として、これは推察ですが(不明)とグシオンは6年前以上から知り合いだったはずです。
悪魔学的グシオンには召喚した人物に対して敵対心をもつ人間の敵対心を取り除くというオプションがあります。
つまりグシオンを召喚したらそれまでギスギスしていた人と関係が良くなるということ。
もし6年前にあったであろう騒動でグシオンが召喚されていた場合、展開的に(不明)が召喚したのは確かです。
もし桃たちが召喚したのなら(不明)から敵対心が消え、コアを露出させる結果に繋がらないからです。
桃たちが世界を救った以上、そのために戦った(不明)には相当強い闘争心があったことが推察できます。
だとすると桃たちの(不明)への敵対心が失われる展開は(不明)からすればおいしい展開な訳です。
戦闘中においてはグシオンを召喚すること自体が攻撃行動につながるということです。
でも実際のところ桃たちが世界を救っている以上そうなっていないのは確かなので(不明)と小倉は6年以上前から知り合いだったということになります。
ただこれは魔族学的グシオンの場合でそれよりかなり弱体化しているまちカド的グシオンの方はそもそもそんなオプションすらなさそうなのでそれとなく書いておきます。
まとめ ハードモードなグシオンの人生
20年4月号の「まちカドまぞく」でグシオンは自分のことを「既にリタイアしているはずの存在」的なことを言っています。
リタイア=死ということでしょう。
小倉が千代田桜を研究対象としていたことから両者に交流があったのは間違いありません。
そして6年前の戦いがせいいき桜ケ丘で起きたこととは一文字も出てきていません。
ということを踏まえてここまでの考察をタイムラインにまとめてみると、
- 6年前。(不明)&グシオン vs 桃&同僚
- 桃&同僚の勝利
- (不明)はコアに。グシオンは何とか生き延びせいいき桜ケ丘へ
- そこで桜の庇護を受けるせいいき桜ケ丘で生活
桃が小倉のことを知らなかったことから戦いの後せいいき桜ケ丘にわたる途中で小倉の手中に収まったと考えた方が自然でしょう。
今後桃がグシオンというまぞくを知っているようなセリフがあればこのタイムラインは間違いないと思います。
ちなみに私は(不明)が魔法少女だと言い切っていますけど、ここでまぞくのグシオンと協力関係にあったという考察を踏まえるととても面白い対比が出来上がります。
なんせ(不明)&グシオンとシャミ子&桃は魔法少女&まぞくペアと、体制的には同じですがやっていることは真逆なのです。
この対比はとても面白いなぁと。
もし(不明)が「まちカドまぞく」のラスボス的存在になるとすればこのように対比する経歴を持つ(不明)は良いキャラになると思います。
暗黒役所と千代田桜
私の記憶が正しければ「暗黒役所」という名は3回の場面でしか出てきていないはずです。
「あんこ区役所」は2回。
そんな暗黒役所が重要な役割を担っていそうなのは驚き。
今月号で少しだけ出てきた桜に対し小倉は、
- 暗黒役所は守れなかった
- 1ページだけ逃がせたけど記憶は引き継げなかった
と言っています。
1つ目。
これは暗黒役所は今現在、それまで保持していた機能を失っている状態にあるということでしょう。
魔法少女復活計画
再編 小倉の目的は?
(不明)を復活させようとする動きがあってそれに小倉が対抗していたのなら自然と小倉の行動原理が定まります。
(不明)からせいいき桜ケ丘を守る
以上。
シャミ子はせいいき桜ケ丘のボスですから、(不明)と対立させるにはこれくらいの理由付けがないと無理でしょう。
ブーメラン現象再び
恒例の自分の考察に自分でカウンターを入れるターンです。
そもそもグシオンと桜がいつから交流があったのかが分かりません。
桜は10年前にコアになりそれからずっとシャミ子の中にいるのでそれ以降は交流を図ることは出来ません。
となるとそれよりも前。
だとするとおかしなことが起きて、グシオンは桜が敵対していた(不明)と親しくなっていたということになります。
自分が研究対象にしていた魔法少女を散らせた要因と仲良くする理由ってないと思うんですけど。
あるとしたら仲間になったのではなく(不明)のことを知るために近寄った。
つまり潜入捜査みたいな。
そう考えた方がしっくりくるかもしれませんね。
グシオンは知的なまぞくなので。
あと単行本5巻に出てきた蛟を消化できずにいます。
考察まとめ
これまでの考察をタイムラインにまとめます。
- 10年以上前、グシオンと桜の邂逅
- どこかのタイミングで桜がグシオンに暗黒役所を託す
- 10年前 (不明) vs 桜&ヨシュア
- 桜&ヨシュアの勝利
- その際に桜はヨシュアを封印。自身はコアになり優子の中へ
- それから4年の間にグシオンが(不明)と接触
- 6年前 (不明)&グシオン vs 桃&同僚
- 桃&同僚が勝利
- (不明)はコアに。グシオンは命からがらせいいき桜ケ丘へ
- 優子、先祖がえりを起こしシャミ子へ転身
- 暗黒役所が機能停止 ⇦ いまここ
最後にグシオンは桜から何かを頼まれ、それを承諾しています。
その後で消えたグシオンからシャミ子の携帯に赤外線通信で何かが送られてきました。
これは次回で明かされることでしょう。
6、7巻くらいで最終巻となりそうな勢いでホント怖い。
「赤外線通信」なんて言葉、久しぶりに聞いたかも。
バンドリを始めた
定期的にキャラ物の音ゲーをやりたくなり、そのタイミングで始めた「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」に熱中しています。
多分課金することでしょう。
フルコンボ取れると気分が上がる。