【きらら8月号】ゲスト作は「ゆゆ式」タイプと「まちカドまぞく」タイプに分類できるのです(個人意見)【ひがえり異世界と魔女の本】
動画を投稿しました
まったくこの記事と関係ありませんが、新しく動画を投稿したので一目して頂ければなぁと。
タイトルにある通りきららファンタジアでの武器スキル上げに関する動画です。
というかこの記事の内容まんまです。
21年8月号『まんがタイムきらら』
それじゃまず細かい感想の方を。
今月号の「ぎんしお少々」を読んで確信しましたけれど、やっぱり自分若鶏にこみ先生の描く巨乳好きだなぁ。
存在感はあるけれど圧迫感は無いというか。
間違いなく柔軟性に満ちていると思う。
あとは「はなまるスキップ」から。
これをアイドル研究部の部費の使い込みを徹底追及し、部室を奪い取った人が言っても説得力無いと思うんですがねぇ。
そして最後に今月号の「My Private D☆V. vol.166」から。
逸見先生の作風と肉付きの良い女学生との相性は悪い気がする。
童顔ってのはこういうのを言うのか、と勉強になりました。
ひがえり異世界と魔女の本
信じられます?
これが次回以降がない漫画の展開なんですよ?
いや、皮肉でもなんでもなく。
好評で4話目が掲載されましたけれど連載化はしなかった「ひがえり異世界と魔女の本」。
3話目のアンケート結果が奮わなかったようで、この結果について作者のゆうきそにすけ先生は、そもそも漫画がつまらなかったか、もしくは次回以降を思わせるような終わり方だったから票が集まらなかったのでは、と自身のTwitterで考察していました(多分。チラ見だから内容あんまり覚えていないけれど)。
追記•訂正します
今更確認できたのですが、当人はこのような事は言っていないそうです。
という事でこの部分は謹んで訂正させていただきます。
ただ正味この記事は自分がかねてよりきららのゲスト枠の作品について思っていたことを勘違いとはいえ書いておくのに良い機会だと、今はそう思えるので記事はそのままにしておきます。
だとしたらあの時自分は一体なにを見たのだろう…?
いやはややっぱり自分の記憶が1番あてになりせん。
この点について「一読者」として、あくまでも結果論に過ぎませんが色々言わせてもらえたらなぁと。
まず「つまらなかった」という点については個人の裁量なので私はどうもこうも言いません。
例えその漫画が次に来るマンガ大賞受賞作であったとしても、読んだ人がつまらないと思えばそれはつまらない漫画なのです。
次の「次回以降~」という点についてですが、これについては私も少々思うところがありました。
それこそ1話を読んだ時から。
1話目を読み終えた時実は「この漫画、なかなか挑戦的な漫画だなぁ」と思っていました。
だって明らかに次を意識した描き方でしたから。
きららにおいて計3話のゲスト掲載を私は勝手に「短期連載」もしくは「ゲスト連載」と呼んでいます。
使い分けに意味がありません。
その時の意のままに書いています。
数は3話と少ないとは言えども連続して漫画が商業誌に載るわけですし、月刊誌で3話ってつまりほぼ1クール掲載ですからね。
それなら連載と呼んでも良いんじゃないのかな、と思っているのです。
でも連載と呼んでも正味他の連載作とはまったく毛色は違っているというのが実状なのです。
これはあくまでも私個人の意見なのですが・・・。
個人的に短期連載は「ゆゆ式」のような漫画がウケやすいと思っています。
読み切りが1話で完結するのは当然として、短期連載作も話と話の繋がりがあまり明確ではなく、計3話の短期連載であれば読み切りが連続で計3本載っているというのが基本的な「短期連載」の形となっているような気がします。
要は、
1話目、2話目、3話目どこから読んでもある程度内容は理解出来、かつ1話目から通して読めばその漫画の本筋が見える
そんな構成に仕上がっているということです。
この構成が短期連載の基本形だとすれば、「ひがえり異世界と魔女の本」はまさにその真逆の形をとっていたことになります。
すなわち全話に明確な繋がりがあり、2話目、3話目から読み始めたら到底中身を理解しにくい漫画。
それが「ひがえり異世界と魔女の本」なのです。
この考え通りだとすると、今度はストーリー性の強い漫画、それこそ「ひがえり異世界と魔女の本」のような漫画は連載化しにくくなるということになりますが、そのような漫画だったら今度は「まちカドまぞく」がそのいい例になると思います。
今やまちカドはストーリーで魅せるような漫画になっていますが、始めの方はまったくそんなことは無かったはずです。
まぞくの末裔であるシャミ子が一族にかけられた呪いを解呪するべく魔法少女をぶち転がし、生き血を邪神像(だったっけ?)にぶちまける
というのは作品の柱として、一貫して今にも続いていますが、それをメインに話が進みだしたのは私の認識では1巻の末頃からでしょうか。
それまではぶっちゃけ話の順番を入れ替えて読んでも話は通じるはずです。
つまりストーリー性のある漫画を描こうと思ったら、
メインのストーリーはしっかり序盤から用意し、それを読者に浅く認識させたうえで一度隅に置き、時たまストーリーに触れながら、それでも基本は1話で読みきれるような話を描き、徐々にストーリーを話の中枢に持ってくる
というやり方が1番賢いのではないのかなぁと思っています。
ただこれって「ひがえり異世界と魔女の本」だとちょっと難しいムーブではありますよね。
逸れることができる横道を2,3本用意できていたら結果は違っていたかもしれません。
連載できたかもしれないし、4話目は無かったかもしれないし、それは分かりませんが。
結局のところ「魔女」だとか「魔女の本」だとか「異世界」だとか、よく分からないまま終わってしまうというのが残念でならないって話なんですけれどね。
と思っていたら媒体を変えて独自に連載を始めるみたいです。
これに関しては良かったと声を大にして言いたい。
ぶっちゃけ過去のゲスト連載作である「なないろコラボレイト」の方が話は綺麗にまとまっていたかなぁと、かなり思い出補正がかかっているような気もしますが。